超過酷なレースの最中に出逢った犬 「アーサー」との物語 マイケル・リンドノード(Mikael Lindnord)氏率いるスウェーデンのエクストリームスポーツチーム「ピーク・パフォーマンス(Peak Performance)」は、アマゾンレースという世界でも有数の超過酷な競技の中、一匹の野良犬に出くわした。 アンデス山脈の20マイル(32km)に及ぶ危険なトレッキングの中、極度の疲労と空腹の中で食事をとろうとミートボールの保存食の缶を空けたところ、みすぼらしい野犬がこっちを見ていることに気がついた。 かわいそうに思い、ミートボールをひとつだけ彼に分け与えた。チームがレースを再開しようとすると、その犬はチームの後ろをついてきはじめ、その後どこにも行こうとはしなかった。 自分の食べる物も見つけられないまま後をついてくる彼に、リンドノード氏は食べ物を与え続けた。寝食を共にしているうちにいつの間に