原発事故などの影響で飼い主とはぐれた福島県内の犬の、新しい引き取り手を探すイベントが松山市で開かれました。 これは愛媛県獣医師会が、福島県内で飼い主とはぐれたり手放された犬5匹の新しい引き取り手を募集していたもので、26日、県動物愛護センターで開かれたイベントには4人が参加しました。 センターの職員が犬の健康状態をしっかり把握することや、最後まで責任を持って育てることなど、必要なマナーを説明したあと、参加者が5匹の犬と対面しました。 26日は3匹について新しい飼い主が決まり、引き取られていきました。 犬を引き取った松山市の看護師の女性は「福島でさみしい思いをした分、落ち着いて生活できるようかわいがりたいと思います」と話していました。 愛媛県獣医師会は、今回引き取り手がなかった2匹を含む、福島県内で保護された犬の飼い主探しを引き続き進めていくことにしています。