●ブルーバックスの『光と電気のからくり』(山田克哉)を読んだのだが、これは、ほとんど小学校レベルみたいな磁石と電気の話から、電場と磁場との関係、波の性質、アインシュタインの光電効果の話などを経て、量子論に不可欠な電子のスピンや角運動量の説明、量子ジャンプなどの話までが、「具体的にどう繋がっているのか」ということを、すごく丁寧に分かり易く説明してあって、「文系のためのいまさら人に聞けない現代物理の基本」みたいな本として素晴らしいのではないかと思った。なんとなくわかっている気になっていたけど、そういうことだったのか、みたいなことがたくさんあった。 (簡潔な文章で淡々と進みつつも、「大事なことは分かるまで何度でも言いますよ」的な繰り返しがとても親切で、助かる。) つづいて、同じ著者の『量子力学のからくり』を半分くらいまで読んでいるのだけど、こちらはさすがに『光と電気の…』に比べるとずいぶんややこ
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