1999年に再刊行されたリデル・ハート『第二次世界大戦』は丁寧な作りの本で好感が持てるが、ただひとつ、原著の地図を作り直した仕方が、本文をかえって読みにくくしています。 原著には、すべてCopyright(c)Cassell & Co. Ltd. 1970とクレジットがついた地図が載っています。白抜きの文字など、かなり読みにくくなっています。 そこで、1999年の訳本は、地図を全部作り直してあります(元版のフジ出版社の処置は知りません)。 ところが、その地図が、もとの地図とも、テキストとも、何の関係もない、ただその章で扱われている作戦について新しく引き直した地図なのです。 たとえば第七章、フランス陥落のくだり、原著の地図は二枚あります。一枚目はドイツ軍のベルギー侵攻を、二枚目は縮尺を落として、ベルギーからフランスへの侵攻を示しています。 1999年の訳本では、まず120〜121ページの見開
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HOMEへ ブラック・プロパガンダ はじめに 一 第一回番組 パールハーバー以降、アメリカは日本本土へのプロパガンダ活動に本格的に取り組んだ。しかし本土に直接工作をしかけることはできなかったので、ラジオによる情報の伝達に力を入れた。アメリカ西海岸からは短波のみが届いたが、日本政府は短波受信機の使用を厳禁していたため、一般国民への効果的なプロパガンダはむつかしかった。一九四四年夏にサイパンが陥落すると、日本でも中波の電波がキャッチできる距離にあるこの島が、俄然注目を浴びることになった。 アメリカ軍は、放送活動にむけ積極的に動き出した。同年末にOWI(Office of War Information.戦時情報局)が、アメリカからの放送を謳ったホワイト・プロパガンダのVOA(Voice of America.アメリカの声)放送を開局した。約四カ月遅れて四五年四月にOSS(Office of S
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