ホピ・インディアンの思想を中心に、宗教・心理・超心理・民俗・精神世界あれこれ探索しています。ご訪問ありがとうございます。 “中国のマニ教画が、奈良に所蔵されていた” という新聞記事をみつけました。 「マニ教」と聞くと、心おだやかではいられません。 ゾロアスター教に負けながらも、西においてはキリスト教と融合をはかり、東においては仏教と融合をはかり、イスラム教の原型にもなり、東西をまたにかけて陰に陽に生き延びてきたふしぎな宗教。 あまりに融合しすぎて、原型が誰にも分からなくなってしまって、消滅してしまったということですが、仏教でいう弥勒は、マニの神ではないでしょうか? わたしはそんな気がします。 この美術館の絹絵がどのような経緯で日本に残されているのか、ぜひ研究してほしいですが、このどう見ても仏教画に見える姿こそが、“あやしうほど、ものぐるおし”い、往時の世界宗教の混沌の息吹に触れているように