ここではそのうち、医療費控除について解説していきます。 医療費の合計額が「所得の5%」を超えることが要件 はじめに医療費控除の要件について解説していきます。 医療費控除の計算方法 確定申告で医療費控除を受けることができるかを判断する目安は、1年間の医療費の合計が「所得の5%」を超えているかどうかです。 具体的には、次の算式により求めた金額が医療費控除の金額になります。 ※上限額は10万円 所得金額合計とは「事業所得」や「給与所得」など、全ての所得を合計したものです。 所得の計算は通常、その年の12月31日が終わらなければ計算することはできません。 所得金額合計が200万円を超えるのが確実であれば、支払った医療費の合計額が10万円を超えるかどうかといった医療費控除の大まかな判断はできます。 しかし、所得金額合計が200万円以下の場合は先に所得金額を確定させてからでないと医療費控除の金額が確定