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考古学と古代に関するtweakkのブックマーク (61)

  • 蛇行剣、刀と剣のハイブリッド 富雄丸山古墳、30日から初公開

    奈良市の富雄丸山古墳(4世紀後半、円墳)で出土した国内最大の蛇行剣は、クリーニングの結果、剣の特徴である突起がある一方で、刀の特徴であるくさび形の柄頭が付いていたことが分かった。奈良県立橿原考古学研究所と奈良市教育委員会が26日、発表した。 同研究所は「剣と刀のデザインを併せ持つハイブリッド構造だ。古墳時代中期以降に盛んになる刀装具と剣装具はこのようなものから分化していく可能性が考えられる」としている。蛇行剣は30日から研究所付属博物館で初めて一般公開する。 剣身を収めるさやは広葉樹のホオノキ製で、全長約2.5mに復元できる。剣先側のさや尻には、さやが直接地面に付かないように保護するための細長い石突(長さ18.5cm)があり、刀剣のさやでは初確認とみられる。長大な蛇行剣を立てて使用することも想定した構造という。さや尻とさや口には黒漆が塗られ、文様もあった。 また剣を握る柄は全長38cmとみ

    蛇行剣、刀と剣のハイブリッド 富雄丸山古墳、30日から初公開
  • 奈良 富雄丸山古墳 ひつぎ調査 貴重な「三角縁神獣鏡」発見か? | NHK

    古代の東アジアで最も長いとされる鉄の剣など、貴重な発見が相次いでいる奈良市にある富雄丸山古墳で、木製のひつぎの中から新たに3枚の鏡などが見つかりました。 このうち1枚は大王クラスの巨大な古墳で見つかっている「三角縁神獣鏡」の可能性があるということで奈良市教育委員会はさらに調査を進めることにしています。 4世紀後半に造られたとされる奈良市の富雄丸山古墳では、▼古代の東アジアで最も長いとされる鉄の剣や、▼盾の形をした国内最大級の青銅製の鏡などの貴重な発見が相次いでいます。 ここで長さ5メートルを超える木製のひつぎも見つかり、奈良市教育委員会が2月上旬から土などを取り除き、中を調べていました。 その結果、▼直径20センチほどの青銅製の円形の鏡3枚のほか、▼「竪櫛」と呼ばれる竹製のくし9点が副葬品として納められていたことがわかりました。 鏡の中の1枚は大王クラスの巨大な古墳で見つかっている「三角縁

    奈良 富雄丸山古墳 ひつぎ調査 貴重な「三角縁神獣鏡」発見か? | NHK
    tweakk
    tweakk 2024/03/14
    “頂上部の被葬者の活動を支えた腹心といえるような立場の人物だったのではないか。だからこそ頂上部の被葬者が持っていた超一級の宝物の一部を分けてもらい、副葬したと推測できる”
  • [独自]韓国ソウル付近の百済遺跡で1600年前の日本人居住痕跡を発見

    1500年余り前に日からソウルに移ってきた技術者をはじめ、倭の移住民が工房などの生産活動に従事していた事実が明らかになった。最近、彼らが暮らしながら墓に使う葬儀用品として使ったと推定される日特産の土器が相次いで確認されたためだ。 大韓文化財研究院は6日、今日のソウルである漢城に百済王朝が都を置いた漢城百済時代(西暦18年~西暦475年)の官営土器窯関連遺跡(京畿道城南市福井洞(ソンナムシ・ポクジョンドン))から、古代日の権力層の大型墓を飾った土器装飾遺物の「埴輪(はにわ)」を初めて発見したと明らかにした。大韓文化財研究院は地中の文化遺産を発掘・調査する機関だ。 埴輪は5世紀前半の古代日の典型的な装飾型土器で、主に円筒形のものと動植物形の象形造形物、家などの住宅造形物などに分けられる。今回発掘されたのは円筒形で外壁に穴を開けた5世紀の造形物だ。 城南市福井洞の百済土器窯関連遺跡の廃棄

    [独自]韓国ソウル付近の百済遺跡で1600年前の日本人居住痕跡を発見
    tweakk
    tweakk 2024/03/09
    “漢城百済時代の官営土器窯関連遺跡(京畿道城南市福井洞)から、古代日本の権力層の大型墓を飾った土器装飾遺物の「埴輪」を初めて発見”
  • 古代の遊牧民が築いた帝国の秘密、DNAで解明

    (CNN) ある遊牧民の帝国が、紀元前200年から3世紀にわたりアジアの平原を支配していた。彼らはシルクロードで交易を行い、精巧な墓地を死者のために築き、馬を駆って遠方の土地を征服した。 匈奴(きょうど)の名で知られるこの帝国と強力なライバル関係にあった古代中国の王朝は、防衛のため万里の長城を建設。その一部は現在も残っている。 しかし、当時の歴史を伝える文字史料は中国の年代記作者による記述のみ。その中で匈奴は蛮族とみなされているが、帝国や民族の実像は長く歴史の陰に閉ざされてきた。 だがここへ来て、古代のDNAの証拠と近年行われた考古学上の発掘の成果を組み合わせることにより、あの時代最も強大だった政治勢力の一つにまつわる秘密が明らかになろうとしている。 国際的な科学者チームがこのほど、匈奴の支配地域の西側にある墓地2カ所についての遺伝子研究を完了した。現在のモンゴルに位置するこれらの墓地は、

    古代の遊牧民が築いた帝国の秘密、DNAで解明
    tweakk
    tweakk 2023/04/20
    "両方の墓地に埋葬された17人の遺伝子情報を解析。「極めて高いレベルの」遺伝的多様性があることを突き止めた。これにより匈奴の帝国は多民族、多文化、多言語だった公算が大きくなった"
  • 古代バビロニアの文章を解読できるAIを開発。ギルガメシュ叙事詩の一部や賛歌を解読 : カラパイア

    ドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学(LMU)の研究チームは、古代バビロニアの楔形文字の難しい文章を解読できるAIシステムを開発した。 「Fragmentarium」というこのアルゴリズムは、ギルガメッシュ叙事詩を含む、人類がこれまでに書いたもっとも古い物語の断片をつなぎ合わせて解読することができるという。 LMUでは、2018年から、現存しているバビロニアの楔形文字の石板すべてをデジタル化するプロジェクトを行っている。

    古代バビロニアの文章を解読できるAIを開発。ギルガメシュ叙事詩の一部や賛歌を解読 : カラパイア
  • 類例なく「国宝級」発見 「盾形銅鏡」出土 奈良の富雄丸山古墳 | 毎日新聞

    出土した鼉龍文盾形銅鏡。盾と鏡を合わせたようなデザインで、鼉龍文や幾何学文様など精緻な装飾が特徴的。中央の丸い突起はひもを通す「鈕」=奈良市教委提供 奈良市にある国内最大の円墳、富雄丸山古墳(4世紀後半、直径109メートル)の未盗掘の埋葬施設から、過去に類例のない盾形の銅鏡(長さ64センチ、幅約31センチ)と蛇行剣と呼ばれる鉄剣(全長237センチ、幅約6センチ)が出土した。いずれも国産とみられる。盾形銅鏡は国内で出土した銅鏡で最も大きく、裏面には精緻で複雑な文様が施されていた。蛇行剣は曲がりくねった刃が特徴で、古墳時代の鉄剣としては東アジア最大、蛇行剣では国内最古という。25日、発表した市教委と奈良県立橿原考古学研究所は「古墳時代の金属器の最高傑作」と評しており、国宝級の発見といえる。 埋葬施設は、墳丘から北東方向にせり出した「造り出し」で見つかった。木の幹を二つに割り、内部をくりぬいて被

    類例なく「国宝級」発見 「盾形銅鏡」出土 奈良の富雄丸山古墳 | 毎日新聞
  • 初代ローマ皇帝をかたどった大理石の頭部像、イタリアで発見 時期は2000年前

    初代ローマ皇帝アウグストゥスをかたどった頭部像が、イタリア南部の町で出土した/MIBACTmolise/Facebook 初代ローマ皇帝アウグストゥスをかたどった2000年前の大理石の頭部像が、イタリア南部モリーゼ州のイゼルニアで発見された。 考古学者のフランチェスコ・ジャンコラ氏がこの類いまれな発見をしたのは、2013年の豪雨で崩れた中世の壁を修復していた時のことだった。 ジャンコラ氏はイゼルニアの地元自治体のために修復作業に携わっていたが、6日のCNNの取材に語ったところによると、これほど大きな発見があるとは予想していなかったという。 「壁の後ろを掘っていた時に、地面の色が変わったのが見えた」(ジャンコラ氏) 「そのまま精密なこてで掘り進めたところ、大理石の塊が出てきた。髪型や目の形と彫り方から、アウグストゥス像の頭部であることがすぐに分かった」 発見を受け、ジャンコラ氏は直ちに当局や

    初代ローマ皇帝をかたどった大理石の頭部像、イタリアで発見 時期は2000年前
  • Archaeologists in Pompeii Have Discovered an 'Enchanted' Shrine Covered in Gorgeously Preserved Frescoes | Artnet News

  • 800人分の骨が見つかった謎の湖、DNA分析した

    ヒマラヤ山脈、ループクンド湖の岸に人骨が散らばっている。(PHOTOGRAPH BY HIMADRI SINHA ROY) インド、ヒマラヤ山中の人里離れた高地に、考古学史上でも屈指の謎に満ちた湖がある。およそ800人分もの人骨が見つかっている「骨の湖」ループクンド湖だ。 この湖で、過去にいったい何があったのか。解明に挑んだ研究結果が8月20日付けで学術誌「Nature Communications」に発表された。しかし結果は、その謎をさらに深めるものだった。(参考記事:「古代エジプト、人骨が語る過酷な暮らし」) 驚きの分析結果 2000年代の初めに予備的なDNA研究がなされ、ループクンドの死者たちは南アジアにルーツがあるという結果が出た。また、放射性炭素年代測定により、人骨は紀元800年頃のものとされ、全員が1回の出来事で亡くなったと考えられてきた。(参考記事:「古代南欧で謎の「男性大量

    800人分の骨が見つかった謎の湖、DNA分析した
  • ローマ皇帝ネロの黄金宮殿、「秘密の部屋」を発見

    新たに発見されたドムス・アウレアの秘密の部屋。コロッセオ考古学公園提供(2019年5月8日提供)。(c)AFP PHOTO / PARCO ARCHEOLOGICO DEL COLOSSEO 【5月11日 AFP】約2000年前に建てられたローマ皇帝ネロ(Nero)のドムス・アウレア(Domus Aurea、黄金宮殿)で、修復作業中にきめ細かなフレスコ画で飾られた秘密の部屋が見つかった。作業を監督するコロッセオ考古学公園が10日、AFPに明らかにした。 【編集部おすすめ】「平民席」の眺めは最高 ローマのコロッセオ最上階40年ぶり一般公開へ 考古学チームは、秘密の部屋につながる穴を偶然発見。部屋は、ケンタウロスやギリシャ神話の神パン(Pan)などの神話に関する絵で彩られていたという。 チームはこの部屋を「サーラ・デッラ・スフィンジェ(Sala della Sfinge、スフィンクスの間)」と

    ローマ皇帝ネロの黄金宮殿、「秘密の部屋」を発見
  • 鉄の歴史に一石、ヒッタイト起源に異説か 最古級の遺物:朝日新聞デジタル

    人類史上「最大の発明」の一つとされる製鉄の歴史が変わるかもしれない――。古代オリエント世界でエジプト新王国と勢力を二分したヒッタイト帝国。その中心部だったトルコ・アナトリア地方の古代遺跡で、日の調査団が製鉄関連の最古級の遺物を見つけた。 見つかったのは、酸化鉄を多く含む分銅形をした直径約3センチの塊。トルコのカマン・カレホユック遺跡で1986年から調査を続けている「中近東文化センターアナトリア考古学研究所」(大村幸弘〈さちひろ〉所長)が、2017年9月、紀元前2250~同2500年の地層から発見した。 遺跡は、「鉄と軽戦車」を武器に古代オリエント世界で栄えたヒッタイト帝国(紀元前1200~同1400年)の中心部に位置する。帝国は先住民が発明した「最新技術」の製鉄を独占して軍事的優勢を得たとされる。だが、帝国が滅ぶと製鉄技術は周辺各国に急速に普及。鉄器時代へと向かう転換点になった。 大村所

    鉄の歴史に一石、ヒッタイト起源に異説か 最古級の遺物:朝日新聞デジタル
  • ナイル川で発見された沈没船が、古代ギリシアの歴史家「ヘロドトス」の歴史書の正しさを証明(エジプト) : カラパイア

    歴史』の船の記述 ヘロドトスが記した歴史書『歴史』によると、貨物船「バリス」は、レンガのように作られた船体がパピルスで覆われ、竜骨(船首から船尾まで船底の中央に配置される強度部材)に開けられた穴に大きなかじが通されていたという。 この操舵の仕組みは、ファラオの時代には代表的なものだったとされているが、これまでその存在の証拠となる船は発見されていなかった。 2000年にエジプト、アレキサンドリアの付近で発見された海底遺跡ヘラクレイオンでは、「船17」と名付けられた紀元前664〜332年の船も見つかっている。 この船17は、2000年間も水の中にあったというのに船殻の7割が残されており、例外的なほど保存状態が優れていた。 そして、そこにかつてヘロドトスが述べた特徴が残されていたのである。 ヘロドトスの「バリス」の記述と「船17」の特徴が一致 船17の板は交互に張られており、ヘロドトスが述べた

    ナイル川で発見された沈没船が、古代ギリシアの歴史家「ヘロドトス」の歴史書の正しさを証明(エジプト) : カラパイア
  • 2世紀に建てられた巨大図書館の遺跡が発見される

    2世紀半ばに建設された巨大な公共図書館の遺跡がドイツのケルンで発見されました。この図書館には2万巻の巻物が所蔵されていたと考えられています。 'Spectacular' ancient public library discovered in Germany | Books | The Guardian https://www.theguardian.com/books/2018/jul/31/spectacular-ancient-public-library-discovered-in-germany この図書館の遺跡は、2017年にケルンの中心部にある教会の敷地内において「遺跡の壁の一部」が発見されたことをきっかけに発掘されることになりました。考古学者は「この建物は古代ローマ時代に建てられたもの」と語っており、西暦50年に古代ローマ人によって設立されたドイツ最古の都市「コロニア」にあ

    2世紀に建てられた巨大図書館の遺跡が発見される
    tweakk
    tweakk 2018/08/04
    ケルンの由来か。「西暦50年に古代ローマ人によって設立されたドイツ最古の都市「コロニア」にあった建物の1つ」
  • https://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20180615_isee_1.pdf

  • 大阪大学、モンゴル東部で最大級かつ唯一の突厥碑文に囲まれた遺跡を発掘

    大阪大学大学院言語文化研究科の大澤孝教授とモンゴル国科学アカデミー歴史・考古学研究所との合同調査隊は、2015~2017年の3年間にわたる共同発掘調査で、モンゴル東部のドンゴイン・シレーと呼ばれる広大な高原から、モンゴル高原及び中央ユーラシア地域を通じても唯一の、大型の突厥碑文(とっけつひぶん)14から囲まれた方形列石タイプのユニークな碑文遺跡を発掘した。 この遺跡の一番の特徴といえるのが、遺跡の中央に配置された被葬者を埋葬・追悼した石槨(せっかく=石でつくった、棺を入れる外箱)を14の碑文が取り巻くという配置構造(ただし、そのうちの2はなお原位置が不明)。これは、モンゴリアのみならず、中央ユーラシアにおいても極めて稀な特色をもっており、古代突厥帝国時代の東部モンゴリアにおける突厥王侯の支配構造や活動範囲を知る上で極めて貴重な歴史文化遺跡といえる。 また、碑文の解読によって、碑文の

    大阪大学、モンゴル東部で最大級かつ唯一の突厥碑文に囲まれた遺跡を発掘
  • 月の周期/アウターへブリデス - lithos Graphics web log

    国立天文台の渡辺潤一さんが、月刊『化学』二月号の自己紹介の欄で、拙著『巨石』を「最近感銘を受けた一冊」に選んでくださっていることを知り、とても嬉しかった。執筆中、月の軌道に関してどう訳していいものかわからないことがあり、編集部を通して質問させていただいたが、わかり易く、丁寧なご説明をいただき、当にありがたかった。 巨石に関する英語文献にMajor Standstill, Minor Standstillという月の軌道に関する用語が頻繁に出てくる。月の軌道は地球の赤道面とずれているため、18.6年周期で変化し、また、季節によって月の出、月の入りの位置は異なり、夏の月は南寄りを、冬の月は北寄りのコースを通るが、この通り道の変化の幅が最も大きくなる年をMajor Standstill、最も少ない年をMinor Standstillと呼んでいる。スコットランド北東部特有の祭壇状の横石が置かれたス

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    tweakk
    tweakk 2016/12/17
    「この年の夏、スコットランド北部では、満月が18.6年の周期中、最も南寄りに沈む。満月が沈むとき、祭壇状の岩の上に「降りる」かのように見えるように、石の配置を決めたのではないか」
  • 古代、かなり都会だった!? 群馬県に古墳が多いヒミツ | マイナビニュース

    今では大自然のイメージが強く、景勝地としても親しまれている群馬県。でも古代の日では、かなり都会だったことが分かっています。日歴史は、旧石器時代までさかのぼることができますが、群馬県にその遺跡が残っているのです。 旧石器時代といえば、縄目模様の土器で知られる縄文時代よりもさらに昔のこと。山に囲まれ、平野が広く、水量豊富な川を多く持つ群馬県の地形が、糧となる植物を安定的に提供してくれました。その後シカやイノシシの狩猟やサケ漁により、人の営みがさらに豊かになり、現在群馬県で人々が生活する場所のほとんどに、縄文人が暮らしていたといわれています。 ■セレブも集まる交通の要。副葬品が当時を語る 群馬県は、古くは信越地方と関東を結び、また古墳時代には、大和政権のある近畿と未開拓の東北を結ぶ交通の要の位置にありました。人口が集中してくるにつれて豪族や有力者が現れ、当時のセレブ度を競うように大小さま

    古代、かなり都会だった!? 群馬県に古墳が多いヒミツ | マイナビニュース
  • 6,000年前の巨石遺跡は「望遠鏡」だった:英大学博士ら発表

  • ハンニバルの侵攻ルート解明か、古代の馬糞がカギに

    第2次ポエニ戦争でアルプス山脈を越えるハンニバルを描いた絵画。Leemage提供。(c)Leemage 【4月7日 AFP】カルタゴ(Carthage)の将軍ハンニバル(Hannibal)は、現在のイタリアへと侵攻する際にアルプス(Alps)山脈を越えたが、その際に選んだルートをめぐっては、2000年にわたり議論が続いている。しかし、このたび見つかった古代の馬糞(ふん)により、科学者らはその答えをようやくつかんだかもしれない──。 紀元前218年、ウマ1万5000頭あまりとゾウ37頭を伴った総勢3万のカルタゴ軍が共和政ローマ(Roman Republic)に侵攻し、長年にわたる血みどろの戦いが勃発した。 これほど大勢の兵士と動物を引き連れてアルプス山脈を越えるのは並大抵のことではないため、歴史学者らや古典学者らは長年、ハンニバルが取った正確なルートをめぐり議論を繰り広げてきた。 そうした中

    ハンニバルの侵攻ルート解明か、古代の馬糞がカギに
  • スキタイの黄金の埋葬品を発掘、「世紀の大発見」

    バケツ型の器が2つ、杯3つ、指輪1つ、首輪2つ、腕輪1つ。ロシア南部にあるスキタイ人の墳丘墓から発見された純金の埋蔵品の数々だ。(Photograph by Andrei Belinsky) ユーラシア大陸の広大な草原をおよそ千年間にわたって支配した騎馬民族。彼らは古代ギリシャ人やペルシャ人を恐怖で震え上がらせたが、都市や住居の痕跡は一切存在せず、今はただモンゴルから黒海にかけて広がる草原にクルガンと呼ばれる墳丘墓が点々と残るのみ――。 ロシア南部のカフカス山脈にあるそのクルガンから、このほど興味深い発見が報告された。見つかったのは、騎馬民族のなかでもギリシャの歴史家ヘロドトスがさまざまな偉業と麻薬の儀式について書き残した勇猛にして謎の人々、スキタイの黄金の埋葬品だ。 「これは世紀の大発見です。これまでに一帯で発見された中でも、とりわけすばらしい逸品です」。ドイツ、ベルリンにあるプロイセン

    スキタイの黄金の埋葬品を発掘、「世紀の大発見」
    tweakk
    tweakk 2015/05/28
    「「シンギリェフスコエ-2(Sengileevskoe-2)」と名付けられたクルガン」