ドイツで中国から輸入されたとみられる冷凍イチゴを食べた1万人を超える子どもたちが、下痢やおう吐などの症状を訴え、ドイツの保健当局は冷凍イチゴが原因の集団食中毒と断定し、感染の経路などを調べています。 ベルリンなどドイツ東部で、先月下旬から今月にかけて、子どもたちを中心に1万1000人以上が下痢やおう吐などの症状を訴え、ドイツ国内では過去最大規模の集団食中毒となりました。 感染源を調査しているドイツの研究所は8日、子どもたちが通う学校や保育所の給食で出された冷凍イチゴからノロウイルスが検出されたことから、このイチゴが食中毒の原因と断定しました。 イチゴを冷凍する前の加熱処理が不十分だったことが、食中毒につながったとみられています。 また、ドイツの複数のメディアは、流通関係者の話などからこの冷凍イチゴは中国から輸入されたものだと報じています。 今回の集団食中毒を受けて、ドイツでは地元の消費者団