公団ウォーカー 照井啓太 @codanwalker 団地ファンサイト「公団ウォーカー」のアカウントです。 全国の団地の写真をUPしていきます。団地本「日本懐かし団地大全」を出版しました。 codan.boy.jp
「外観は公共のもの」という考え方 ――コロナ禍に見出すポジティブな面ということでいうと、日本は「自粛の要請」というかたちで中国や欧米のように都市をロックダウンせず、私権を極端に制限しないで対応してきたことを政府は誇っています。もちろん、これは評価が分かれるところですが……。片や、本書の3章のリレー・エッセイでお二人とも触れているように、日本の都市は欧米に比べて規制が緩く、自由なデザインの建築が多いという面もありますよね。そこで、あらためて公と私の関係や、「自由」というものについてご意見をお願いいたします。 【井上】青木さんが本書の3章で触れていた、フランスから来た留学生のエピソードが印象的です。ファサード(外観)は設計者のものじゃなく、公共のものだというふうに彼らは考えている。これには、ああなるほどと思いました。 【青木】ロンドンで、水上に建つ建築を建て替えるというプロジェクトを設計したこ
邪魔な写真を募集のはずが... あるいは、夕焼けの小さな通り。林立する電柱と、蜘蛛の巣のように張り巡らされた電線。その奥で、オレンジ色の空をバックにそびえる鉄塔。はたまた、暮れゆく空に浮かぶ三日月と電柱のシルエット。電線の下に続く街。 こうした風景を、「雑然」と言ってしまえばそれまでだ。だが、不思議と懐かしい気持ちになる人は多いだろう。電柱への思い入れを感じさせるこれらの写真が応募されたのはしかし、「無電柱化」を唱える団体のコンテストだ。 その名も、「電柱採集フォトコンテスト」。ツイッターやインスタグラムでハッシュタグ「#電柱フォトコン」をつけて投稿することで応募でき、Yahoo!リアルタイム検索から確認できるツイッター投稿だけでも、2017年8月17日のスタート以来、9月4日時点で800件近い「電柱写真」が投稿されている。 公式サイトによれば募集しているのは、「景色のじゃま」「通行のじゃ
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日本有数の高級ホテルである「ホテルオークラ東京」本館の建て替えが間近に迫っている。8月末に閉館し、9月から建て替え工事を開始、東京五輪直前の2019年春に新装オープンとなる予定だ。 オークラ東京は、日本モダニズム建築の傑作と言われており、特に海外から高い評価を受けている。閉館の知らせを受け、海外の著名人らが存続を求める声を上げるなど大きな反響を呼んだ。 日本は建築物を長期間利用せず取り壊してしまうことが多い。こうしたケースでは、経済的利益と文化的価値という対立軸で議論されることが多いのだが、それは物事の一面を見ているに過ぎない。付加価値をどこに見出すのかで、経済合理性に対する考え方も変わってくる。 現実問題として、オークラが閉館を断念するという選択肢が残っていないことは明らかだが、一連の出来事は、成熟国家日本における付加価値のあり方に関して、多くのことを問いかけている。
前年度の2014年、7月21日に行われた、美学会主催の国際シンポジウム 「都市と建築の美学-新国立競技場問題を契機に」における当方の講演録に基づいた記事を公開します。 この記事は、6月30日発行予定の雑誌『美学』に特集記事の一つとして掲載されるものです。 著者判断に基づく公開について、ご理解とご協力をいただいた美学会(会長・小田部胤久)に深く感謝いたします。 記事名称「感性からの発意 新国立競技場問題を契機に」著者:中谷 礼仁 感性からの発意 新国立競技場問題を契機に 中谷礼仁(PDF書類, 500kbほど) 以下開催データ 国際シンポジウム 「都市と建築の美学-新国立競技場問題を契機に」 挨拶 小田部胤久(美学会会長東京大学教授) 基調講演 槇文彦(建築家) 講演 初田香成(東京大学助教授) 「戦後東京の都市土地の美学−東京都ニューヨークの都市建築史から」 オリンピア・ニオリ(ボゴ
庭・オアシス・ユートピア | ゲンロンカフェ http://genron-cafe.jp/event/20150131/ 1月31日(土)はゲンロンカフェで写真家大山顕さんと東浩紀の人気対談シリーズ「ショッピングモールから考える」第4回を開催しました。今回はさらにランドスケープ・アーキテクトの石川初さんをお迎えし、「庭・オアシス・ユートピア」をテーマに鼎談となりました。4回目にして初の満員御礼。大人気イベントに育ちました。続けることには大きな意味がある! ショッピングモールの植生をテーマに、大山さんと石川さん、ふたりとも気合入りすぎのプレゼン、なんとふたりのプレゼンだけで終了予定時間の21:00を過ぎるという。。しかし、そこから少し休憩を取り、第2部は議論を進めます。そしてまたまた4時間イベント。。「モール性気候」に育つのは、どんな木なのか?キーワードは「擬木」と「聖書」。ショッピングモー
なにがなるほどやねん、やけど。 刑務所と城郭都市とショッピングモールの空間構成 - 最終防衛ライン2 この、おつかれさまですとしか言いようのない、大変な労作を読んで思った。「新新建築臨時増刊 建築21世紀」みたいなものが出版されるとしたら、第1ページ目には、ジョン・ジャーディの名前がきてもおかしくないんじゃないかと。ちょっと言い過ぎな気もするけど。 しかし、20世紀のおわりにジャーディが来日して、六本木ヒルズとかの設計に関わって、その実施設計に携わったゼネコンの意匠設計部がノウハウを吸収して、イオンをはじめとするショッピングセンター、ショッピングモール、果てはあらゆる建築物を取り巻く環境設計に応用していった、というすげぇいいかげんかつ大雑把なストーリーが、ゼロ年代、ひょっとすると10年代の日本の建築のかなりの部分を説明しちゃったりするんじゃないか、という予感みたいなものが、それなりに自分の
横浜から渋谷までをつないでいた東急東横みなとみらい線が東京メトロ副都心線と接続し、新宿池袋方面まで直通で行けるようになって一年半が過ぎた。副都心線はさらに有楽町線や東武東上線に接続し、池袋どころか飯能や川越まで乗り換えなしで行ける。地方にお住まいの方にはわかりにくい話かもしれませんが、横浜に住んでいてもわかりにくいのです。 で、何がいちばんわかりにくいかと言えば、地上二階から地下五階に移った東横線渋谷駅の構内なのである。わかりにくいと言うより、何じゃこりゃと殉職した刑事さんみたいに叫びたくなる構造で、私たちを悩ませる。 遡れば、いまから十年前、東横線が横浜高速みなとみらい線と接続し、元町や中華街まで乗り換えなしで行けるようになったときは時代の変わり様を感じたものだが、副都心線との接続は、私にクエスチョンマークを突きつけただけだった。 どーしてこんなわかりにくい構造にしたんだろう。 と誰もが
2020年に東京で開催される夏季五輪・パラリンピックに向け建て替え予定の国立競技場の完成予想図(2013年9月9日提供)。(c)AFP/TOKYO 2020 OLYMPIC AND PARALYMPIC BID COMMITTEE 【9月17日 AFP】2020年夏季五輪の開催地に決定した東京。1964年大会に使用した施設を再開発する計画が進められているが、地元住民にとってそれは2度目の立ち退きを意味する。 7日に行われた国際オリンピック委員会(International Olympic Committee、IOC)総会で東京が開催地に選出された際、日本に住むほとんどの人はそのニュースを喜んだ。しかし一方で東京都在住の甚野公平(Kohei Jinno)さんは、自分の運命を恨んだという。 甚野さんはかつて1964年大会のメイン会場建設のために、自宅と商売場所を失ったことがある。そして今回もま
ミレニアムの都市(前編)──一九九九年、ポストバブルの東京論 | 五十嵐太郎 The City in the Millenium Part 1: Tokyo Studies in the Postbubble Era, 1999 | Igarashi Taro 情報端末としての建築 電飾、看板、ファーストフード、カラオケ、ゲームセンター、カフェ、居酒屋、ドラッグストア、電化製品の量販店、百貨店、金融ビル、JR線の高架、スクランブル交差点。数々の情報と人々が行き交い、数々のストリートにつながる渋谷のターミナル。そして「二〇〇〇年へのカウントダウンを目指して、渋谷にQFRONTが誕生する」★一[図1]。QFRONT、すなわちQueen of the FRONTは、二一世紀の高度情報化社会における前衛のクイーンを目指し、渋谷の活性化のために設立された。二〇世紀前半の近代建築が機械をモデルとしたの
【デザインアーキテクトに隈研吾、SANAAら起用】 東京・渋谷駅を中心に総延べ約45万㎡の再開発プロジェクトが、本格的に動き出す。東京急行電鉄、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄、道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発準備組合、東急不動産が計画する「駅街区開発計画」「道玄坂再開発計画」「渋谷駅南街区プロジェクト」(渋谷駅三丁目21地区)の3事業が17日、東京都の都市計画決定を受けた。大規模ターミナル駅を中心とする都市再生のモデルプロジェクトに位置付けた駅街区では、日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所をデザインアーキテクトに起用している。駅街区と駅南街区は2013年度、道玄坂再開発は15年度に、それぞれ着工し、27年までに段階的な開業を予定している。 駅街区開発は、東急電鉄、JR東日本、東京地下鉄が事業主体となり、JR山手線と東京メトロ銀座線の渋谷駅直上に地下7階地上46
Project Indigo (working title): Design of a vertical seaside metropolis In december 2007 I sketched around a single theme for a while as a personal side project. I tried to envision what a huge -vertical- seaside city would look like in a world where dry land is very precious. This city would be situated on a huge pillar in a 'cavity' in the sea; possibly an inactive volcano crater of some sorts
特集 2012.05.26 論議呼ぶ新港地区の結婚式場計画 横浜市の景観協議が初の「物別れ」に 試されるMM21地区の都市デザインの「作法」 ■みなとみらい21地区の景観は40年間にわたる対話の集積 (アニヴェルセルが横浜市都市美対策審議会・景観部会に提出した資料から) モダンな高層ビル群と歴史を感じさせる赤レンガ倉庫のコントラスト―。年間約2,300万人が訪れる観光都市・横浜を代表する「みなとみらい(MM)21地区」の景観は、ここに進出した事業者と行政による約40年間にわたる対話の集積によってつくられてきた。地区の周囲をぐるりと取り囲む海と空との調和を考え、開港以来の歴史を踏まえた建物のコンセプトを事業者に伝え、統一感のある街並みを整備する「横浜の景観協議」。市長の諮問機関である「横浜市都市美対策審議会」(都市美審:委員長=卯月盛夫・早稲田大学教授)が、事業者の計画を吟味し、市の担当課に
-三菱UFJ銀行本店ビル- 「三菱UFJ銀行本店ビル」と「東京ビルディング」は同じ街区に建っています。先に「三菱UFJ銀行本店ビル」が竣工しました。地上24階、塔屋3階、地下5階、高さ110.65mで、1980年6月に竣工しました。竣工当時は「三菱銀行本店」でした。その後の銀行再編により「東京三菱銀行本店」、更に「三菱東京UFJ銀行本店」を経て、現在は「三菱UFJ銀行本店」となっています。 敷地の東側には、地上33階、塔屋1階、地下4階、高さ164.10mの「東京ビルディング」が、2005年10月17日に竣工しました。「東京ビルディング」は、容積率アップのためJR東日本の「東京駅丸の内駅舎」と、当時の「東京三菱銀行本店」の2棟の空中権を利用しての容積移転を行っています。 2021年4月6日に、「三菱UFJ銀行」の半沢淳一頭取が、丸の内にある「三菱UFJ銀行本店」が入る本館ビルを約40年ぶり
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