ブックマーク / blog.tinect.jp (13)

  • 面倒な人の欲求を「察してあげる」と、増長してさらに扱いづらくなる

    先日タイムラインで、こんなツイートを見かけた。 1万に迫るいいねがついているあたり、いかに多くの人が共感したのかがわかる。 かくいうわたしも、そのひとりだ。 昔は不機嫌な人にあたると、「え?何かした?ごめんなさい!」と思ってたけど、最近は「え、その態度やと全然不満ポイントわからんから、進めますね〜」って感じになってきてしまった…わからないことを勝手に察しようとしない、先回りすることが逆にウザかったりもするからね… — りょかち (@ryokachii) 2021年7月6日 けんすうさんが指摘しているように、「まわりが察することで面倒な人が増長してさらに扱いづらくなる」というのは、結構あるあるだ。 「面倒な人とうまく付き合っていこう」とその人に合わせてしまうのは、長期的に見ると、実は『悪手』だったりする。 マネージャーに無視されるようになった理由 昔働いていた家具屋で、いままであまり関わりが

    面倒な人の欲求を「察してあげる」と、増長してさらに扱いづらくなる
    wakabaroom
    wakabaroom 2021/07/31
    甘やかすのがいけないというより、ネガティブ感情にビビるのがよろしくないと捉えるべきでは。
  • 人間関係は、効率化できない。

    ある方に、私が「記事を書いて集客しています。」と言ったら、 「ええー…大変でしょう?」と怪訝な顔で言われた。 「なぜですか?」と聞いたら、 「広告回すほうが、どう考えても効率いいですよ」という。 そのまま投げ返した。 「なぜ広告のほうが効率が良いと言えるのですか。」 「……」 彼は明瞭な答えを持っていなかった。 当然、広告が効果的、というときもあるだろう。 しかし、事情も聞かず、「効率の押し売り」は、ちょっと乱暴だ。 人間関係は効率化できない 働き方改革の影響からか、上のように「自分の考える効率」を押し付けてきたり、「効率こそ正義」との誤った信念を持つ人もいる。 だが、あまり効率効率というと、実は嫌われてしまう。 効率厨 効率厨とは、最短時間でミッション・クエストなどをクリアすることしか考えてないプレイヤーのことである(中略) ガチ勢だけでなくエンジョイ勢にも普通のプレイヤーにも効率重視の

    人間関係は、効率化できない。
  • スーパー労働者にしか給与や地位を約束しない社会はどこかおかしい

    「そこそこ簡単で、それなりの給与と地位が約束される仕事」が消えた世の中では、見えにくい「弱者」が増えている。 -books&apps 彼らは単純な反復作業はできる。マニュアルがあれば、それ通りに仕事をすることもできる。 でも、すこしイレギュラーがあると、途端に仕事が止まる。 「それぐらい考えてやれよ」といっても、彼らには想像の枠外である。 まして、非定型業務、たとえば作戦を考えたり、タスクを分解してスケジューリングをして関係者の調整を図ったり、前例のない事をやったりすることは、到底無理である。 つまり、 「考えてやれ」 「タスクを設定して管理せよ」 「自分で調べならがらやれ」 「改善しながらすすめてくれ」 こういう指示は彼らには、「難しすぎる」のである。 先日、安達裕哉さんがこのようなブログ記事を投稿されているのを見つけた。 真面目に定型業務をこなせる人々が、産業構造の変化によって重宝され

    スーパー労働者にしか給与や地位を約束しない社会はどこかおかしい
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    wakabaroom 2019/12/17
    “農・漁業や職人世界はASDの人たちにとって最も棲みやすい職業であった。”
  • 最近の日本人が失ったのは「寛容さ」ではなく「身内意識」ではないだろうか。

    「最近日から寛容さが失われている」のは何故か 特に日常的にネットに触れている人で「最近日から寛容さが失われている」と感じている人は多いと思うんだけれど、実際のところはどうなのだろうか。 寛容と無関心は違うことなのに、外から見たら一緒になってしまうのかな。 新幹線の車内ではしゃいでいる子どもや、夜遅くまで騒いでいる学生に対して、私達はどれだけ寛容な気持ちを保っていられるだろうか? 次世代を担う若い世代の、年齢相応の振る舞いに対してさえも、寛容よりも非難が先走ってしまう人が増えているのではないだろうか? 寛容さとは正反対の、きわめて自己中心的な人達もよく見かけるようになった。自分の意に沿わない相手に攻撃的な人間や他人に際限なく要求する人間が、モンスター○○などと呼ばれ、問題視されるようになってすでに久しい。 尤も、自己中心的な他人が増えたのか、それとも私達そのものが自己中心的かつ不寛容にな

    最近の日本人が失ったのは「寛容さ」ではなく「身内意識」ではないだろうか。
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    wakabaroom 2019/01/11
    “こうした「身内」にまつわる願望を代償するためか、日本のインターネットには、身内意識を疑似体験できるような、村感覚じみたコミュニティが繁栄してきた。”
  • 日本でリストラされた技術者が台湾企業で大活躍しているのを見て、本気で恐怖を感じた。

    20代や30代の人にはほとんど印象がないかも知れない。 パソコン黎明期の時代、すなわち1990年代後半から2000年代前半にかけて。 この頃に多少なりともパソコンのヘビーユーザーであった40代以上には、台湾製のデバイスや消耗品は最悪であると言う印象を持っていた人が、とても多いのではないだろうか。 30枚が束になっている台湾製のCD-Rをソフマップで買えば、そのうち書き込みエラーが発生する確率はロットによって10枚に迫る勢いで、とても使えない。 そのため、大事なデータは日製CD-Rに焼き、どうでもいいテンポラリーのデータは台湾製で焼くというのが、当時の常識になっていた。 それでも当時、30枚が束になっている台湾製CD-Rが1500~2000円程度であるのに対し、日製CD-Rは3枚で1000円ほど。 そのため、仕事やプライベートでCD-Rを大量に使う人はどうしても、台湾製CD-Rの「当たり

    日本でリストラされた技術者が台湾企業で大活躍しているのを見て、本気で恐怖を感じた。
  • ここ100年、人類のIQは上がり続けている。では、具体的にどのように「賢く」なっているのだろうか。

    人類は賢くなり続けている、という研究結果がある。 これは、オタゴ大学のジェームズ・R・フリンが発見した事実で、「フリン効果」と呼ばれる。 「なぜ祖父母世代よりもIQが高いのか」というテーマで、TEDで講演も公開されているので、興味がある方はご覧になると良いだろう。 さて、精神科医で筑波大学教授の斎藤環氏は、フリン教授の研究について、次のように述べている。 人類の知能は向上し続けています。少なくとも、知能指数(IQ)のスコアが、過去100年にわたって上昇を続けているのは事実です。 この現象は「フリン効果」として広く知られています。ニュージーランドにあるオタゴ大学政治学部のジェームズ・フリン名誉教授が最初に提唱した現象だからです。 フリン教授は35カ国から知能検査のデータを収集し、多くの国でIQスコアが世代にわたって上昇しているという事実を発見しました。知能の上昇を示すデータはほかにもあります

    ここ100年、人類のIQは上がり続けている。では、具体的にどのように「賢く」なっているのだろうか。
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    wakabaroom 2017/07/08
    楽観的な結論が正に現代人。「発達障害の誕生」。"古い世代の人々は、常に自分の経験や、自分の周囲の現実に即して考える習慣があり、仮定や推論、思考実験が苦手"…と言うが、『聖書』は現代人を超えているぞ。
  • 会話のうまい人とそうでない人の決定的な差がどこにあるか、ようやくわかった

    公私共に、会話のうまい人を、たくさん見てきた。会話はコミュニケーションの基礎であり、また終着点でもある。上手であることに越したことはない。 ではどうすれば、会話が上手い人、あの人と話すのが楽しいね、と言われる人になり得るのだろうか。 一説によれば「聞き上手となるべき」という人がいる。ウンウン、と相手の話をよく聞き、相手に気持ちよく喋ってもらうことに注力せよ、という。 しかし最近、それはどうも違う、と感じることもある。聞き上手であることは特定のシーンにおいては重要なのだが、必ずしもそうではない。 例えば私は普段「聞き上手」の人をあまり求めていない。 なにか観察されているのでは、と勘ぐってしまうからなのだが、むしろ話上手、と言われる人の方が与しやすく、会話も続くのだ。 また、世の中に散らばる「会話のしかた」は、いかにもマニュアル的で個別のシーンで使い勝手が悪い。だから最近まで私は「会話に王道な

    会話のうまい人とそうでない人の決定的な差がどこにあるか、ようやくわかった
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    wakabaroom 2016/12/27
    "「だから、会話が面白いのは実は「同じ知識レベル」の人同士なんだよね。手加減しなくていいから。」「……!」「話していて、「つまらないな、この人の話」と感じるときは、知識レベルに隔たりがあるときだね。」"
  • 掛け算の順序問題は日本の治安の良さの裏返しである

    学校の掛け算の採点で計算の順番が違うと減点される事例が話題になっている。 参考:掛算順序問題について親戚の現役教員に音を聞いてみた。 インターネット上で定期的に話題にあがるこの問題だけど、事の質は日の雇用問題と大きく関連しており、実は根深い問題を内包している。この問題を理解する事は日人の質をつかむ上でも極めて大切だ。今日はその事について書こうと思う。 義務教育質は規則正しい生活とルールを守る事を叩き込むことにある 学校は毎日同じ時間に始まり同じ時間に終わる。教室には教師という絶対的権力者がおり、教師の決めたルールに従って全てが決定される。 こうしてみればわかるけど、学校は極めて管理された社会だ。ちょっとダルイから授業開始時間を30分遅らせてくれといったような融通は基的にはきかない。毎日毎日、同じような生活リズムが絶対的統制者の元で繰り返し繰り返される。 子供はここで社会のル

    掛け算の順序問題は日本の治安の良さの裏返しである
    wakabaroom
    wakabaroom 2016/11/29
    フーコーの「監獄化社会」っていうのを考えれば、そんな単純な話じゃないだろうって思うのだが。
  • 「問題文を読んでもそこに何が書かれているのかわからない」子を教えていた時のお話

    この記事を読んで、昔塾講師やら家庭教師やらを掛け持ちしていた頃のことを思い出しました。 AI研究者が問う ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか? これまでのところ、テストを受験した公立中学校生340人のうち、 約5割が、教科書の内容を読み取れておらず、 約2割は、基礎的な読解もできていない ことが明らかになってしまった。 以前Books&Appsさんに寄稿させて頂いた記事でも触れたんですが、塾講師を「出来る子をもっと伸ばす」人と「出来ない子をなるべく救い上げる」人に分けたとしたら、私はもっぱら後者でした。 で、私が塾講師をやっていた頃も、「問題文を読解する」という段階で苦戦する子は何人もいました。 手前みそですが、上記記事からの引用です。 塾講師時代、子どもの「勉強わからない」に対処するうちに学んだこと 国語で印象に残っているのは、「そもそも数行以上の文章を、意味を

    「問題文を読んでもそこに何が書かれているのかわからない」子を教えていた時のお話
    wakabaroom
    wakabaroom 2016/11/29
    糸山メソッドで言っているか。あと、文章理解が出来ない子に「イメージが浮かぶ」とはどういうことなのか分からないという状態が散見され、その要因に怖いものを克服しようと探求せず、対峙を避ける傾向があるかな?
  • 映画・聲(こえ)の形から学ぶ、より良い社会の方向性について

    「シン・ゴジラ」、「君の名は」と最近は邦画のヒットが続く。 そして一部の好事家の中で、それら2作よりも面白いのではないかと評判の邦画がある。聲の形である。 聲の形がどういう映画かを簡単に説明すると、高度の難聴を患った女の子を10代の五体満足の子供たちが自分たちの社会に、どうやってキチンと受け入れていくかという話である。 この映画は難聴という難しい題材を通して、社会がマイノリティを受け入れる意義について雄弁に語っており、様々な観点から非常に勉強になる。 以下、物凄くネタバレを含みつつ、聲の形が描く”より良い社会の方向性”について書いていくことにする(まだ映画をみてない人はさっさと見に行くが良し。恥ずかしながら僕は劇中に3回も泣いてしまった。それぐらいは面白い作品である) みんなが足並みを揃えることの難しさ この物語は健全な肉体を持つ小学校6年生の集団社会の中に、高度の難聴を持つ子供・西宮硝子

    映画・聲(こえ)の形から学ぶ、より良い社会の方向性について
  • こうやって人は、変われなくなっていく。

    一人の新卒がいた。 彼は自分の能力に自信を持っており、100%ではないものの、自分の希望した会社に入れたことに満足していた。同じ新卒の仲間と新人研修では切磋琢磨しあい、時にはチームが高い評価を受けることもあり、彼は希望に燃えていた。 そして、新人研修が終わり、配属が決定した。驚いたことに、彼は希望の部署に行くことができなかった。あれだけ研修で頑張ったのに何故……。疑問だった。 人事に理由を聞いても、「理由は言えないが、適性を考慮したため」という返事が返ってくるだけ。 彼は、「世の中というのは、希望通りに行かないこともあるのだ」と、自分を納得させるしかなかった。 彼が配属されたのは営業だった。 会社の営業部は厳しいことで有名で、新人といえど、それなりの目標を達成することが求められる。彼が求められたのはこれから1ヶ月間の間に、次の2つの目標を達成することだった。 「テレアポで1週間の間に3件の

    こうやって人は、変われなくなっていく。
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    wakabaroom 2016/08/10
    "彼は学んだ。「仕事とは、大して面白くもないものを、絶えて行う苦行なのだ」と。"
  • 夏休みの宿題進捗管理をIT化したら子供が凄くやる気出した話

    長男(今年9歳)が通っている学校は、かなり宿題が多い学校のようで、低学年でもそれなりの量の宿題が出ます。当然、夏休みの宿題も結構な量です。 長男は、普段の勉強については特に苦労をしていないようですが、やはり小学生であって、計画的に宿題をするのは苦手です。 一年生の時の夏休みの宿題も、結局すべて片づけるのはかなりギリギリになっていたようで、8月下旬くらいに泣きべそをかきながら宿題をやっているのを観測しました。 小学校の宿題に親が口出しするのもどうかなと思いまして、一年の頃はあまり干渉しなかったんですが、ちょっとそれを見て反省というか、考えを改めました。 宿題の来の意味は、「家庭での勉強の習慣を作ること」だと思います。それが機能しないばかりか、単に嫌な思い出ばかりになってしまい、机に向かうこと自体がイヤになってしまったら可哀想だなーと思ったからです。 そこで、2015年の夏休みは、多少干渉し

    夏休みの宿題進捗管理をIT化したら子供が凄くやる気出した話
  • 教育のありがたみは、とてもわかりにくい。

    教育のありがたみは、それを享受しているその時には非常にわかりにくい。 小学校の時の音楽の授業、中学生の時の歴史の授業、高校生の時の数学の授業、どれも当時は「あって当たり前」のものであり、格別ありがたいものであると感じたことはなかった。 だが、今思い返すと当時は当たり前だったものが、実はとても貴重な時間だったのだろうと思う。 小学校の音楽の授業、滝廉太郎の曲を皆で合唱した。当時の私には滝廉太郎の曲の素晴らしさは全くわからなかった。しかし、私の中に滝廉太郎という偉大な作曲家がいた事の記憶は残った。 中学の歴史の授業、教師がマケドニアのファランクスについて熱く語っていたことを憶えている。が、内容は殆ど覚えていない。だが、今それについて調べてみると、ファランクスがいかに大きな役割を果たしたか、どのように衰退していったか、それを興味深く学ぶことができる。 とても些細な事なのだが、「その時教師が、ファ

    教育のありがたみは、とてもわかりにくい。
    wakabaroom
    wakabaroom 2015/04/28
    わからないままありがたいことを教育されていることもあるけど、とてもわかりにくいからこそ差別や虚栄心や傲慢さや自己否定感や人目を気にすること等々を教育していることに気付けていない場合もある気がする。
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