東京都は8日、私立中高一貫校の聖徳学園(武蔵野市)で、生徒と教員計35人が結核に集団感染したと発表した。感染者の生徒の1人がせきなどの症状のため複数の医療機関を受診したにもかかわらず、気管支炎などと診断され登校を続けたことが原因。 都によると、昨年4月に結核と診断され入院した中学2年の生徒と1年時に同じクラスだった男子生徒が同年6月ごろからせきや発熱の症状を訴え、計4カ所の医療機関を受診。ところが、いずれも結核と診断されず登校を継続し、同年11月にようやく結核と判明した。 男子生徒との接触者の健康診断を実施したところ、この2人を含む同校の中高生30人と教員5人の計35人の感染が確認された。うち9人が発病しており、とくに男子生徒は症状が重く3月8日現在も入院中。 都は「誤診した医療機関は猛省してほしい。レントゲンを撮れば結核だと分かるのに、いずれも問診だけで済ませていた」としている。
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