【ローマ支局】米地質調査所(USGS)によると、イタリア中部で6日午前3時32分(日本時間午前10時32分)ごろ、マグニチュード(M)6.3の地震があった。震源地はローマの北東約95キロで、震源の深さは約10キロ。AFP通信などによると、震源地に近い中部アブルッツォ州ラクイラの旧市街地では教会など複数の建物が倒壊し、別の町では女性と子供の少なくとも2人が死亡した。多数の住民が下敷きになっており、負傷者はさらに増える模様。付近では5日から6日にかけ、数回の地震が断続的に起きていた。ラクイラはルネサンス様式の聖堂などが残る観光地で、人口約7万人。 イタリアは地震国で、02年10月には南部モリーゼ州でM5.4の地震があり、幼稚園と小学校の合同校舎が倒壊、園児ら29人が死亡した。 【関連ニュース】 <写真特集>関東大震災 <写真特集>昨年の岩手・震度6強 自然の脅威 ニュースがわかる:日