現代音楽は、クラシック音楽からの流れを継承している音楽で、言うならば「クラシック音楽の進化した1つの形」とも言える音楽ですが、その進化の過程において音楽が非常に複雑になってしまい、時に、聴き手によっては“楽曲への理解が全くできない作品”まで世に出るようになってしまいました。 そんな現代音楽を理解するには、音楽を素直に体の中へと受け入れる気持ちを持ち、楽曲に対して先入観無く何度も聴き込み、耳を慣らす事が最も簡単な方法となります。 意外な事に、人間の耳の発達速度は楽曲の進化よりも格段に速く、数百年の年月をかけた音楽の進化を、聴き手によっては数日・数時間程度で受け入れられるようになり、楽曲が作り出す世界から、必ず“何かしらの魅力”を見つけ出せるようになります。 しかし、そんな現代音楽の世界には、何十回、いや、何百回と聴いても、その意味を全く理解する事ができない楽曲が存在します。 それが、ジョン・