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宮城県多賀城市は図書館を新設し、レンタル大手でTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に運営を委託する方針を決めた。同市は東日本大震災で被災しており、菊地健次郎市長は「人を呼べる拠点をつくりたい」としている。 CCCは4月、佐賀県武雄市で公立図書館の運営を始めた。民間企業が貸し出し履歴などの情報をどう管理するかなどの議論もあったが、年中無休やツタヤ店舗との併設が話題になり、開館1カ月で10万人以上が訪れている。多賀城市長は3月、武雄市を視察した。 市によると、委託の形態や費用などについてCCCと交渉を進めている。CCC関係者によると、被災地への貢献も考慮して前向きに検討しているという。 多賀城市は仙台市のベッドタウン。多賀城市内のツタヤ店舗は津波に遭い、2011年11月末に撤退した。CCCが運営する公立図書館は現在、武雄市にしかない。 関連リンク
2次創作がコンテンツの寿命を延ばす──角川会長と川上会長が話す、ネット時代の電子書籍(1/3 ページ) 角川とニコ動が手を組んだ電子書籍サービス「ニコニコ静画(電子書籍)」の公開に合わせ、角川グループホールディングスの角川歴彦会長と、ドワンゴの川上会長が対談。電子書籍や著作権、Amazonの動向などを語り合った。 角川グループとニコニコ動画が手を組んだ電子書籍サービス「ニコニコ静画(電子書籍)」の公開に合わせ、角川グループホールディングスの角川歴彦会長と、ドワンゴの川上量生会長によるトークセッションが開かれた。誰でもコメントを投稿できる時代の電子書籍や著作権、日本で電子書籍を販売したいAmazonの動向などを語り合い、ライブ配信したニコニコ生放送には約1万7500人が来場した。 提携のきっかけは 角川グループとドワンゴは約1年前に包括的な業務提携を発表。角川の電子書籍プラットフォームとニコ
アメリカの書店チェーン大手のボーダーズが破産申請をした2月16日、偶然にも私は電子書籍時代の新しいテクノロジーを話し合うTOC(Tools of Change)という会議に参加していた。 会議に来ていたのは、ニューヨークを中心とした出版関係者と、電子書籍の技術を開発するテクノロジー関係者たち。ボーダーズのニュースはことに出版関係者にとっては悲報だったようで、会議中はまるで葬式のような暗いムードが漂っていた。 出版関係者にとって、書店は自分たちが大切に手作りした書籍を読者の前に並べてくれる重要な存在だ。しかもボーダーズは、ミシガン州の大学町の小さな古本屋から起こし、長年家族経営でチェーンを広げていったという歴史がある。本を大切に思い、愛する人々によって育てられてきた書店なのである。現在は、全米に650以上の店舗を構える大企業になっていたが、それでも出版社にとっては同志のような存在だったのだ。
裁断機(右手前)で背表紙を切って、スキャナーで取り込み、iPadなどで持ち歩く磯崎哲也さん=東京都渋谷区、千葉写す 本やコミックの背表紙を切り落とし、全ページをスキャナーで読み込んで自家製の電子書籍を作る人が増えている。新型情報端末iPad(アイパッド)など、電子書籍を読める機器の登場が追い風になり、裁断機やスキャナーの売り上げも伸びている。 大阪府豊中市の会社員の男性(24)は6月から、持っている本や雑誌の「電子化」を始めた。背表紙を大型の裁断機で切り、バラバラになった本をスキャナーにセット。1冊数分で自動読み取りが完了し、PDF形式で保存する。「作業は予想以上に簡単」という。 蔵書は増え続け、部屋を占拠してしまうのは時間の問題だった。裁断機とスキャナーで7万円近くかかったが、「出張時に何冊分もの本を持ち歩けるし、パソコンで処理すれば全文を検索でき、知りたいことが書かれているページ
町の本屋さんが、新型インフルエンザによる休校で自宅にいる子供たちに本を届けるサービスを始めた。戦災をまぬがれた昔ながらの町並みが残る空堀地区界隈(大阪市中央区)で昭和27年から親しまれてきた「隆祥館書店」。店主の二村善明さん(74)は「町の本屋としてできることをしたい」と話している。(中井美樹) 「外出できないお子さまに本を配達いたします」。20日、児童書コーナーに張り紙が出された。 店では休校2日目の19日から、小、中学生の姿が目立つようになった。「トムソーヤの冒険」や「十五少年漂流記」など長編に挑戦する小学生や、「家ですることがない」とコミックや雑誌を買っていく中学生がいた。市立図書館は開館しているものの、学校からは利用を控えるよう指導されているため「読む本がなくなった」という子供たちもいた。 そこで、二村さんは自宅で退屈している子供たちのために、地元校区の小中学生への本の宅配を決めた
出版不況が深刻化するなか、「講談社」と「小学館」、「集英社」の3社は、消費者の間で定着した中古の書籍市場を取り込むため、印刷会社などと組んで、中古書籍の販売で最大手の「ブックオフコーポレーション」の株式のおよそ30%を取得する方向で詰めの協議を進めていることがわかりました。
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