新元号「令和」の決定を前に開かれた全閣僚会議などの議事概要が公表されました。全閣僚会議では、発言した10人のうち9人が、典拠、いわゆる出典を日本の古典とすることが望ましいと発言し、このうち4人が「令和」を推す一方、複数の閣僚が、中国の古典が出典のものを含む、ほかの原案を推していたことが明らかになりました。 このうち「元号に関する懇談会」では、9人のメンバー全員が国書=日本の古典を典拠、いわゆる出典とするのが望ましいという考えを示していました。 また「令和」について、8人が「響きが優しい」などと推したのに対し、1人が別の原案が好ましいと発言していたことが分かりました。 続く衆参両院の正副議長からの意見聴取では「わが国のよき伝統と未来への希望を託せる新元号が望ましい。提示された原案はいずれもこれにかなっている」という意見の一方、「特定の季節を指すものはどうか」と、「令和」に難色を示す意見も出さ