本記事は数理最適化 Advent Calendar 2023の17日目の記事です。 【注意:途中で投資信託のデータセットを使いますが、本記事は現実の投資行動を推奨するものではありません。】 0. はじめに 連続最適化が好きです。(皆さんも好きかと思います。) 特に、凸最適化アルゴリズムが好きです。 ところが、日常の問題解決では、お気に入りのアルゴリズムが役立つ場面は案外少ないです。なぜなら、締切、リソース、歴史的経緯、やる気など、数理的な定式化とは関係ないさまざまな制約が存在するために、肝心の最適化部分は、汎用ソルバーや適当なヒューリスティクスで済ませてしまうことも多いからです。 しかし、ここに往年のポケットモンスターの名言があります。 つよいポケモン よわいポケモン そんなの ひとの かって ほんとうに つよい トレーナーなら すきな ポケモンで かてるように がんばるべき [1] つま
この4月から学生が金融機関に就職し、債券ビジネスやリスク管理にかかわるケースも少なくないと思います。そのような方にとってはこれまで私が記載してきた債券の入門シリーズが参考になると思います。ありがたいことに若い人や役所の人が読んでくれているという声を聞くことが増えてきた気がします(役所の人を一定程度想定読者にしていることはここで記載しました)。これまで記載したものはこのリンクにあるので、こちらを見てほしいのですが、基本的に新しい文章が上に載っています。 2020年くらいからコツコツ記載してきましたが、今見ると膨大に記載しているので、どこから読み始めて良いか分からないかもしれません。個人的には、「国債先物入門」から読み始めて、古い論文から新しい論文へ順番に読んでもらうのがいい気がします。もっとも、デリバティブについては少しマニアックなテーマも多いので、先物を勉強したあと、オプションを飛ばして、
方法①はシンプルでは手軽に利用できますが、データ読み込み後のデータ整形作業が必要になります。 また、複数の銘柄の株価データを集める際には手間がかかります。 1つの銘柄で、なおかつ1度限りの分析であれば有効と思いますが、繰り返し分析したり、複数銘柄を扱いたい場合には不便です。 データ取得の手順を解説ここからは、Investing.comから株価データをCSV形式でダウンロードして、Pythonで読み込み、データ整形するまでの手順を解説します。 *無料登録が必要です。株価データを取得するには無料の会員登録が必要になります。 必要なのはこれだけです。 お金もかからないので余裕ですね。 銘柄を検索してCSVファイルをダウンロード会員登録を済ませてログインすると株価データをCSV形式でダウンロードできるようになります。 データは日足、週足、月足から選択することができます。 Investing.com
1|下落の背景 ただし、本来、購買力平価の考え方に基づけば、円のように「相対的に低インフレ国の通貨は相対的に購買力が上昇しているため、名目実効レートが上昇して、インフレ格差分の下落圧力が相殺される」はずだ。それにもかかわらず、円の名目実効レートが下落した背景には、まず日銀による金融緩和の常態化によって金利が極めて低位に抑えられてきたことが挙げられる。この間海外では日銀ほど極端な緩和策が採られなかったうえ、度々金融引き締めが行われて金利が上昇してきた。最近も顕著だが、海外での金融緩和縮小・引き締め時には内外金利差が拡大し、円安圧力が高まってきた。 また、国際収支の構造変化によって円の実需が減少したことも、名目実効レートの下落に繋がっている。貿易収支面では、企業の生産拠点の海外シフトによって輸出数量が伸びづらくなった一方で、世界的な需給のタイト化によって原油高となったことで輸入額が高止まりした
「日本はいずれ消滅する」――。 5月7日に米国電気自動車メーカーのテスラの最高経営責任者イーロン・マスク氏は、日本の出生率の低下を受け、「何も対策を行わなければ、日本はいずれ消滅する」とツイートしました。 2022年に入り円安が大幅に進行したことはご存じの通りです。2021年末から2022年4月末までに、日本円は対ドルで11.3%下落しています。昨年大幅下落したトルコリラの10.4%下落よりも大幅でした。このような円安を背景に、日本円が1ドル200円になると言い出す専門家も出てきているなか、冒頭のマスク氏のツイートはかなり刺激的です。 日本の人口は世界11位だが減少している 日本の高齢化・人口減少問題は目新しいものではありません。図1は、世界各国で人口数の多い上位20ヵ国について、人口の水準と10年前からの増減率を並べたものです。ユーロ圏の数値は参考として表示しています。 2020年時点で
世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏が怒涛の勢いで論考をアップしているため、ここでは連日その内容を紹介している。 世界最大のヘッジファンド: 紙幣の刷り過ぎでドルが暴落するとき コロナ以後、紙幣印刷の悪影響を懸念する声は特にヘッジファンドマネージャーらの間で大きく、ダリオ氏もその例に漏れないが、ダリオ氏は出来る限り客観的に物事を見る論者であり、紙幣印刷の良い部分も説明しているので今回はそれを紹介しよう。 1970年代のインフレとその後 前回までの記事では戦後にあたる1960年代に日本とドイツの経済が台頭し、アメリカ経済が弱まったことから米国政府は紙幣を増刷、結果として1970年代が物価高騰と景気後退の時代となったことをダリオ氏が紹介していた。 世界最大のヘッジファンド: インフレで株式市場が暴落する理由 このインフレはボルカー議長の断固たる金融引き締めによ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く