■消えた16万人 内閣府が最新のひきこもり調査結果を発表し、その数を約54万人程度とした(<ひきこもり>「7年以上」最多の35% 前回調査の2倍に)。 あれ? 僕の記憶では、2010年調査では確か70万人だったので(推計約70万人、理由は職場になじめない・病気・就活失敗…ひきこもりの現状をグラフ化してみる)、スゴイ!! 16万人も減ったんだ、と少し嬉しかったのだが、それはやはり数字のマジックだった。 つまりは今回の最新調査の対象年齢は39才までで、現在社会問題化しつつある「高齢ひきこもり」、40代のひきこもりは含まれていないということだ。 前回調査では、35~39才のひきこもりが23.7%と最多であり、そのすべてが5年たって40代になり、対象年齢から外れた。 23.7%の最多層が調査対象から外れ、その16万人分がそのまま「消えてしまった」というわけだ。 僕は、児童虐待被害者を中心とした貧困