3月、3歳になる娘と一緒に、『映画 プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち』を見た。歴代のプリキュアが総登場し、70分ほとんどバトルしまくる面白い作品だった。新人プリキュア(現在放送中の『ハピネスチャージプリキュア』)は頼りないけれど可愛くて、先輩プリキュアたちは凛々しく強くかっこいい。娘も他の子供たちも、おとなしく座ってスクリーンを見つめていた。 そして先日、近所の映画館での上映終了前日にもう一度あらためて鑑賞してみた。最初に見たときに少しだけ抱いた違和感を確かめたいと思ったからである。 母親の溺愛を振り切り、立ち上がる少年 映画の主人公はプリキュアではなく、夢を食うバクの妖精・ユメタ。あるとき人間界で、多くの子供たちが眠ったまま目覚めないという症状に見舞われる。ユメタの母・マアムが、ユメタにとっての「友達」を囲うために、子供たちを楽しい夢の世界に閉じ込めてしまった