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受刑者の男が住んでいたアパート。前回の服役後は自立のために一人暮らしをしていたが、支援員の訪問を拒みがちだったという=菅野蘭撮影 「薬物の依存症と一緒なんです。『もう大丈夫だろう』と思っていたら、悪い意識が出てきて同じ事を繰り返してしまう」。わいせつ目的で女児(当時10歳)の後を付け、マンション敷地内に侵入したとして邸宅侵入罪などで懲役10月の実刑判決を受けた男(42)は昨年8月、福岡拘置所の面会室で記者にそう打ち明けた。最初は取材に気後れする様子も見せたが、好きな漫画などの話題で冗舌になると、事件や自身の性的嗜好(しこう)について語り始めた。 男が女児を性の対象とみていることを自覚したのは高校生の時。当時は現在ほど規制が厳しくなかった児童ポルノ雑誌を見て性的興奮を覚えた。小中学生時代に同級生の女子から机に「ばい菌」「学校来るな」と書かれるなどのいじめを受けて以来、同年代の女性と接点を持て
以前取材した性暴力関連のイベントで、登壇者が「痴漢防止のためのポスターは『痴漢は病気です。犯罪者になる前に病院へ行こう』という内容ではどうか」と提案したことがあった。アルコール依存症やギャンブル依存症と同じように、「痴漢するスリルがやめられない」人が実際に存在する。性犯罪の加害者治療にあたる精神科医から「『痴漢は犯罪です』というポスターを見ても、痴漢加害者は『自分は優しく触っているから痴漢じゃない』と思い込んでいる」と聞いたことが、この提案の背景にあった。(詳細はこちらの記事) 痴漢は依存症であり、病気。だから再犯防止ための治療が必要であると言われる。一方で、性被害の現場を知る人からは「病気と見なされれば免罪されてしまうことになるのでは。それが怖い」という声もある。 今年8月に刊行された『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)は、痴漢や強姦など性犯罪の加害者臨床に携わってきた精神保健福祉
教え子の小学生への強制わいせつ容疑で、愛知県警に逮捕された臨時講師の男の公判が名古屋地裁岡崎支部で進んでいる。男は4年前にも別の小学校で性犯罪を起こし、停職処分を受けていた。男が名前を変えたこともあり、情報が共有されなかったという。 男は大田智広被告(30)=愛知県刈谷市。勤務していた同県知立市の市立小学校のトイレで5月、低学年の女子児童にわいせつ行為をした疑いで逮捕、起訴された。その後、別の児童計4人へのわいせつ容疑でも再逮捕されている。8月には懲戒免職処分を受けた。 8月の初公判では起訴内容について、「間違いありません」と認めた。検察側は、証拠調べの中で大田被告が「年少者に性的関心があった」と話したことを明らかにした。 大田被告は、知立の事件の前にも児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ提供)の罪で罰金の略式命令を受けていた。埼玉県内の小学校に勤めていた2013年、児童ポルノ画像を
福岡県豊前市で昨年1月、小学5年の女児=当時(10)=を連れ去り殺害したとして殺人罪などに問われ、福岡地裁小倉支部で3日に無期懲役判決(求刑死刑)を受けた内間利幸被告(47)は、過去にも小学生女児を狙ったわいせつ事件を起こし、再犯を防ぐためのプログラムを刑務所で半年間受けていた。悲劇が繰り返されたことから、プログラムの実効性に対する疑問の声が上がっており、薬物治療など踏み込んだ対策の必要性を訴える声もある。 刑務所に性犯罪の再犯防止プログラムが導入されたのは2006年。性犯罪の前科がある男が04年に奈良県で起こした女児誘拐殺人事件がきっかけだった。プログラムでは、犯行に至る行動と思考パターンを省みさせる「認知行動療法」を施し、性衝動をコントロールできるようにするのが狙い。だが、小学生女児などを狙った性犯罪で過去に約12年間服役していた内間被告は公判で「(性衝動の制御方法は)覚えていない」
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