男女の管理職志向の違い管理職になりたいと思う教員の割合は女性で1割未満、男性でも3割を下回ることが、国立女性教育会館が11月6日に公表した「学校教員のキャリアと生活に関する調査」で分かった。男性の方が女性より管理職に向いていると考えている女性教員の割合は3割で、男性の2割を上回った。 調査は1~2月、全国の公立小中学校から各1500校を抽出して実施した。小学校で1万1602人(回答率40.1%)、中学校で1万2215人(同37.6%)の教員が回答した。 それによると、「将来、管理職になりたいか」と管理職以外の教員へ尋ねたところ、「ぜひなりたい」と「できればなりたい」の合計は、女性で7.0%、男性で29.0%にとどまった。管理職になりたい理由(複数回答)は「学校経営に関心がある」(60.0%)「やりがいのある仕事ができる」(58.4%)の割合が高かった。「これまでの経験や処遇からすると、そう