障害者が活躍しやすい社会の実現に向けて、文科省は4月26日、障害者活躍推進チーム会議を開いた。障害者の教員採用促進や、生涯学習の取り組み、障害者による文化芸術活動の支援、文科省における障害者雇用の推進を新たに盛り込んだ「障害者活躍推進プラン」を公表した。 障害者活躍推進チーム会議であいさつする浮島智子文科副大臣障害者の教員採用促進では、教師の障害者雇用に関わる実態把握、大学の教職課程における学生支援、採用選考試験の改善、障害者の教員が活躍する姿を共有できる事例の紹介――などに取り組むよう、全国の教委に促した。中教審で障害者の教師が活躍できる環境整備について議論を深める。 全国の教委における障害者雇用は2018年6月1日現在、実雇用率が1.90%となっており、法定雇用率の2.4%を下回っている。18年度の公立学校教員採用試験では、教委のある全国68自治体のうち67自治体で障害者を対象とした特