© 2017 Jun Cen for Human Rights Watch © 2017 Jun Cen for Human Rights Watch (香港)— 中国政府は公立病院や民間診療所が提供している矯正療法をやめさせるため、速やかな措置を講じる必要があると、ヒューマン・ライツ・ウォッチは本日発表の報告書内で述べた。個人の性的指向を同性愛や両性愛から異性愛に変えるこうした施設の「療法」は、本質的に差別であり人権侵害にあたる。 ヒューマン・ライツ・ウォッチのLGBTの権利プログラムのディレクター グレイム・リードは、「中国が同性愛を法的に犯罪としなくなってから20年以上も経つが、LGBTの人びとはいまだ、性的指向を変えるための強制収容や投薬、時に電気ショックの対象となっている」と指摘する。「中国当局がLGBTの人びとに対する差別や人権侵害を終わらせるべく真摯に取り組んでいるというので