横浜市内のコンビニエンスストアで、月160時間を超す残業をしていた同市内在住の元アルバイト男性(42)が、過重労働で統合失調症を発症したとして労災認定を受けていたことが27日、神奈川労災職業病センター(同市鶴見区)への取材で分かった。 男性や労災申請を支援した同センターによると、男性は1998年から2007年まで、横浜市内の「サークルKサンクス」の同一店舗でアルバイトをしていた。05年ごろから長時間の残業が続き体調を崩し、異常に気付いた家族の勧めで07年11月に退職。その後に統合失調症と診断された。 08年4月、県内の労働基準監督署に労災を申請。労基署は09年9月に「会社は何ら対応を取っておらず、心理的な負荷は大きかった」として労災認定した。認定では05年12月以前に発症したとしている。 サークルKサンクス広報部は、「同店は直営店舗ではないので労働条件を決める立場にはないが、労災の認
月160時間を超える残業をしていた神奈川県在住の元コンビニエンスストアのアルバイト男性(42)が、過重労働が原因で統合失調症を発症したとして労働災害が認定されたことが分かった。長時間・過重労働などを原因とする過労死、過労自殺の労災認定は、増加傾向にあるが、アルバイトなど非正規雇用労働者の過労労災認定は珍しい。長時間労働が正社員だけではなく、非正規まで広がっていることを浮き彫りにした。 男性や労災申請を支援した神奈川労災職業病センターによると、男性は神奈川県内の「サークルKサンクス」で1998年からアルバイトしていた。次第に労働時間が長くなり、もうろうとして働いているところを家族が見つけ、07年11月に仕事を辞めさせた。 申告を受けた労基署は、05年の3月や10月などに月間160時間を超える残業をしている事実をレシートの記録などから確認、「恒常的な長時間労働があり、精神的負荷が強くかかった」
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