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あとで読むとこの世界の片隅にに関するAKIYOSHIのブックマーク (3)

  • 『この世界の片隅に』は優れた“妖怪”映画だ!民俗学者はこう観た(畑中 章宏) @gendai_biz

    方言とカタストロフ こうの史代の原作を片渕須直が監督したアニメ映画『この世界の片隅に』を公開初日に観た。原作を民衆史の一断面を描いた傑作と評価するファンとして、映画からも、次のようなことを改めて確認した。 それは、「広島」という町が孕む濃厚な “死”のイメージであり、日家屋の「間取」が持つ意味であり、登場人物の出会いや別れに、“物の怪(モノノケ)”が大変重要な役割を果たしていることである。結論から言えば、『この世界の片隅に』は優れた“民俗映画”であり“妖怪映画”だった。 『この世界の片隅に』は、広島市の海に近い江波(えば)と草津、そして南東にある呉市という小さな世界を舞台にしている。しかしこの地域は、第2次世界大戦という地球規模のカタストロフのなかで、特別な位置を占めることになる。 枢軸国の、日の、広島市は、世界で初めて原子力爆弾を投下された都市であり、南東部の呉市には重要な軍事施設が

    『この世界の片隅に』は優れた“妖怪”映画だ!民俗学者はこう観た(畑中 章宏) @gendai_biz
  • リンと 晴美と それから右手(小原篤のアニマゲ丼):朝日新聞デジタル

    12日に公開された片渕須直監督のアニメ映画「この世界の片隅に」、興行はまずまずの滑り出しのようで、ホッとしています。前回の欄に引き続き、より深くこの作品を読み解いてみたいと思いますが、ネタバレありですのでご注意を。 この原稿を書く時点でもう5回も見てしまったこの映画、実は初見では大いに戸惑いました。尺の都合で原作の「ある部分」をすっ飛ばしていながら、そこから生まれる葛藤や煩悶(はんもん)などを部分的に残す、というムチャな荒業を使っているからです。とはいっても、各シーン(とりわけ終盤)の情緒喚起力にただならぬものがあるので、ドバァーー!と感動の大波にのみ込まれてしまうのですが。 片渕監督「120分に収めるため、原作のある部分を削った事により、すずさんの大きな葛藤がひとつなくなっているんです。そのためすずさんが子どもの頃から、ずっと素直に生きてきた人になっている」(絵コンテ集の巻末インタビュ

    リンと 晴美と それから右手(小原篤のアニマゲ丼):朝日新聞デジタル
  • オールタイムベスト『この世界の片隅に』 - 漫棚通信ブログ版

    いやすごいものを読みました。 『夕凪の街 桜の国』(2004年双葉社)でヒロシマを描いたこうの史代。彼女が再度戦争にいどんだ作品が、ついに完結しました。 ●こうの史代『この世界の片隅に』上中下巻(2008年~2009年双葉社、各648円、amazon、bk1) 上巻・中巻で描かれるのは、昭和19年に広島から呉に18歳で嫁いできた主人公、すずの日常です。 絵を描くのが大好き、あわて者だけど明るくくじけない彼女の生活が、戦時下でありながらユーモアを忘れずにたんたんと描写されます。 しかしわたしたちは知っています。呉は軍港の街。昭和20年には空襲で壊滅的打撃をうけることを。そしてその八月にはヒロシマに原爆が落とされることを。 下巻で描かれるであろう空襲と原爆のときに向けて、上巻・中巻はゆっくりと時間を進めてゆく。 ですから、今回発売された下巻のカバーイラストを見て、まずはほっとするのです。ショー

    オールタイムベスト『この世界の片隅に』 - 漫棚通信ブログ版
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