和装の女性画などを中心に、レトロモダンな世界を美麗に描いて人気のイラストレーター、マツオヒロミさん。東京では初めてとなる個展、「マツオヒロミ展 ~レトロモダンファンタジア」が弥生美術館で開催され、連日大勢のファンで賑わっています(6月30日まで)。マツオさんに、リアルでかつイマジネーション豊かな創作の舞台裏について伺いました。(聞き手 美術展ナビ編集班・岡部匡志) マツオヒロミさん プロフィール 1980年島根県松江市生まれ。1999年より神戸市在住。大学卒業後は漫画家を目指しながら神戸市の古書店で働く。2010年よりイラストレーターとして活動開始。同人誌を多数発行し、人気を博す。2016年初の単行本「百貨店ワルツ」(実業之日本社)にてデビュー。大ヒットとなる。抜群の色彩感覚と練り上げられた構図、ディテールへのこだわりと洒落た感性により描かれる絵が「美麗」と評され人気を集める。人気は海外へ