松井氏: 本日は、「北米における漫画・アニメ市場の現状と課題」というタイトルで三原さんと2人でお話をいたします。まず私の方から、北米における漫画市場がどのような経緯を経て発展してきたのかをお話しします。次に、三原さんからアニメ市場の現状についてお話ししていただきます。 マンガはアメリカのコミックス(いわゆる「アメコミ」)とは多くの点で異なります。たとえば、マンガはおよそ17×11センチの大きさであり、通常200ページ以上あるのに対して、伝統的なアメコミはおよそ23×15センチと大きく通常32ページからなる薄い冊子です。またマンガが右綴じであるのに対してアメコミは左綴じです。カラーのアメコミに対して白黒のマンガという違いもあります。さらに細密なアメコミの絵柄に慣れ親しんできたアメリカの人々にとって、目が皿のように丸く大きく、鼻がほとんどないといった日本産マンガのキャラクターの描き方――「マン
YouTubeが火付け役となり、米国でもDVDがヒットした「涼宮ハルヒの憂鬱」、「ニコニコ動画」で人気を集め、台湾や韓国にも人気が広がっている「らき☆すた」――それぞれ、角川グループが手がけてきた作品だ。 「YouTubeは今や、世界の映像の共通言語」――「電撃」ブランドを擁するメディアワークスの設立者で、角川グループホールディングスの角川歴彦会長は言う。「YouTubeには確かに、角川の作品を含め、著作権をクリアしていない動画がたくさん上がっている。日本の権利者はすぐに訴えてやめさせようとするが、日本の起業マインドを萎縮させるだけ。日本の競争力強化にもつながらない」 角川会長は新技術や著作権に明るく、文化庁文化審議会著作権分科会の委員も務める。12月6日、早稲田大学知的財産本部が主催した「知的財産セミナー」で「“著作権” 実効性確立への熱い思い -ネット社会のデジタルコンテンツ-」と題し
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