米シネコンチェーン最大手のAMCが10月13日に投資家向けに開示した情報によると、2021年年頭にはキャッシュが枯渇する可能性があるという。先週、金融サービス会社による信用調査で格付けが引き下げられ、AMCの株価は2020年に入ってから約44%下落している。AMCがアメリカ国内で経営する598館のうち494館で観客動員数が8割減を記録し、特にニューヨークとロサンゼルスという映画の2大市場が閉鎖されたままなのが痛手となっている。営業を再開している州でも、多くは20%から40%のキャパシティで営業しているうえに、人々の心理的不安が完全に払拭されていないことも動員に大きく影響している。今年7月末、AMCはユニバーサル映画と提携し、映画の劇場公開から17日以内にプレミアム・ビデオ・オン・デマンド(PVOD)でのホーム・エンターテインメント移行を認めた。今年4月にドリームワークスアニメーションの『ト