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フランスと本に関するDG-Lawのブックマーク (1)

  • 「百年戦争―中世末期の英仏関係 (刀水歴史全書)」城戸 毅 著

    百年戦争を理解する上で最も重要な一冊である。百年戦争の終結までに中世の主役だったフランス諸侯の領邦国家はことごとく姿を消し、騎士階級に代わって職業軍人・傭兵が戦争の中心へと躍り出て、イングランドとフランスという二大王権は百年戦争とその後の変革の過程で国制を大きく転換させ、封建制国家からやがて登場する絶対王政国家への第一歩を標した。 百年戦争をいかに理解するべきか。著者は書において「戦史ではなく、戦争政治的環境の解明をめざし」(4頁)、従来「フランス史の文脈で説かれるのが通例」(4頁)だった百年戦争史を「イギリス側からみるとどう見えたか、この戦争のイギリスへの影響」(4頁)という観点から「海峡を挟んだイングランドとフランスおよびフランス領邦君主諸侯の間の関係史」(4頁)として描く。ゆえに「百年戦争史叙述の定番ともいうべきジャンヌ・ダルクやベルトラン・デュ・ゲクランの活躍、勅令軍隊の創設な

    「百年戦争―中世末期の英仏関係 (刀水歴史全書)」城戸 毅 著
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