ただいま台湾の百合漫画『綺譚花物語(きたんはなものがたり)』の日本語版を出版するべく、クラウドファンディングに挑戦中の翻訳者、黒木夏兒(くろきなつこ)です。タイトルからお察しの通り、本作は吉屋信子の『花物語』へのオマージュ。昭和11年の台中市を主要な舞台として、少女たちの葛藤を描いています。 ご興味をお持ちの方は、是非、『綺譚花物語』のクラファンページをご覧ください。マンバ通信の別記事にも『綺譚花物語』クラファンの紹介が掲載されております。 このクラファン紹介記事からの繋がりで、台湾の漫画事情についてマンバ通信で連載を行なうことになりました。これから何回かに亘って、『綺譚花物語』に関連するジャンルの台湾漫画と、その背景を解説していこうと思います。 近年、何かと注目が集まりつつある台湾。旅行中、地下鉄に萌えキャラがいたり、総統がネコミミキャラ化されていたり、という光景を旅行中に見掛けて、「あ