内閣府が16日発表した1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値は物価変動の影響を除いた実質の季節調整値が前期比0.5%減、年率換算で2.0%減だった。2四半期ぶりのマイナス成長となった。品質不正問題による自動車の生産・出荷停止の影響で消費や設備投資が落ち込んだ。QUICKが事前にまとめた民間予測の中心値の年率1.5%減を下回った。前期比年率の寄与度は内需がマイナス0.6ポイント、外需がマイナス1
4月末に一時1ドル160円を超える円安ドル高を記録し、インフレを調整した実質実効レートで見る日本円の価値は1ドル360円の固定相場だった1971年のニクソンショック直前を10%近く下回りました。為替の影響によるインフレも進んでおり、マスコミや一般人の間でも日本政府の無策を批判する声が増えてきています。プロのエコノミストの中にも「日本政府はあえて円安に誘導している」と考えている人もいます。しかし私から見ると、政策サイドとマスコミや一般人、エコノミストの間には大きな誤解が生じていると感じることが増えてきました。そこで、ドル円相場についてどう考えるべきなのか、私の見方を書きたいと思います。 為替レートを決定する理論為替レートは理論的にはどう決まるのでしょうか。結論から述べると、為替レートの変動を説明するまともな理論は存在していません。よく取り上げられる仮説は「購買力平価」「金利平価」「キャリート
新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスをはじめ、ウイルスは人類にとって脅威となる敵というイメージがある。しかし敵であるウイルスを利用し、がんを治療する仕組みが開発され、世界で開発競争が加速している。日本で先陣を切ったのは東京大学医科学研究所の藤堂具紀教授らの研究グループが開発し、第一三共が販売を担う国内初のがんウイルス療法「デリタクト」だ。脳腫瘍のひとつ、神経膠腫(グリオーマ)のなかでも悪
日本の当局が4月29日にドル売り・円買いの為替介入を行ったとすれば、日本政府は「棚ぼた」の利益を得ただろうとの見方を米外交問題評議会(CFR)のシニアフェロー、ブラッド・セッツァー氏が示した。 というのも、日本が保有している外貨建て資産の多くは、現在よりもはるかに円高だった時代に購入されたものだからだ。介入が行われたと想定するセッツァー氏によれば、日本政府と日本銀行は投資の最も基本的な戦略である「安く買って高く売る」に最もシンプルなレベルで従ったことになる。 「外貨準備とはヘッジされていない外貨資産だ。外貨準備高の会計処理は常に複雑だが、明らかに金融利益が生じている」と、セッツァー氏は説明。「最大級の棚ぼた利益の一部は日本政府のバランスシートに収まっていることになる」と論じた。同氏は米財務省でエコノミストとして働いていた。 ブルームバーグが日銀当座預金データを分析したところ、政府・日銀は祝
こんばんは。 物を生産してこその国力。 みんな記憶なんていい加減。なにやら最近はとても円安が悪いことの様に語られています。 もうあの過去の苦しい地獄の円高の時代を忘れたのだろうか。はたまた当時を知らない人なのだろうか。 ドル/円が70円台になり、製造業は韓国や中国に太刀打ちできず国内の製造業は海外にたくさん出ていって空洞化してしまった。 国内はデフレ気味、製造業でリストラされた人々は仕方なく中国や韓国まで働きに行って技術まで流れてしまいますます日本企業は負けていく。 ようやくアベノミクスが始まり過度な円高が是正され、国内企業も戦える様になりました。 そんな状況になる前に、あんな円高を放置しなければもっと国内に仕事がありもう少し景気もよく、気軽に結婚できる社会になっていて少子化もマシだった可能性もあります。 今では実質実効為替レートで50年ぶりくらいの円安水準だそうです。 こんなチャンスない
カナダで外国からの選挙介入疑惑に関する調査が大詰めを迎えている。中国の関与を示す証言が相次いだほか、インドやパキスタンの疑惑も急浮上した。移民出身国の当局から介入を受けやすいもろさを図らずも露呈した格好で、移民大国の優等生に大きな影を落としている。カナダで外国による選挙介入疑惑を調べている委員会は5月3日までに中間報告をとりまとめる。それに先立ち、カナダの情報機関「安全情報局(CSIS)」、連
2024年春労使交渉では主要産業で昨年を大きく上回る5%超の賃上げが実現した。実質賃金上昇への期待は強まり、労組は勝ちどきを上げる。一方、組合要求を超える回答が続出するなど、経営主導の賃上げの色彩も強まった。人手不足の深刻化が背景にあり、労組の要求が賃上げに及ぼす影響力の低下も感じられる。分配に偏る労使交渉の射程を、生産性の向上などに広げていくことが必要になりそうだ。「日本経済の好循環を実現し
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