日本がことしの夏の世界文化遺産への登録を目指していた「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」について、政府は、現状での登録は難しいとして、ユネスコに提出していた推薦書を取り下げることを、きのう(9日)の閣議で了解しました。 名越解説委員とお伝えします。 Q、なぜ推薦を取り下げることになったのでしょうか? Q、今後は、どうなるのでしょうか? A、地元の長崎県などは、再来年の世界遺産登録を目指すため、来月中に、改めて推薦書をまとめ、文化庁に提出する方針です。 イコモスは、登録に向けたアドバイスをするとも言っていますので、世界が納得する遺産の価値とは何なのかを、もう一度見直すチャンスだととらえて、推薦書の見直し作業を早急に進めてほしいと思います。