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*book*とlogicに関するNihonjinのブックマーク (150)

  • 『論理学(3STEPシリーズ)』昭和堂 - 論理学FAQのブログ

    このたびを出させてもらうことになりました。オフィシャルには12月10日発売のようですが11月末くらいから出回るのではないかと思います。 www.showado-kyoto.jp 昭和堂の「3STEPシリーズ」の1冊です。見がすでに手元にありますが表紙の蛍光色がものすごいです。気に入っています。 大学の教養レベルで使われる教科書と想定して書いたです。の「まえがき」では、主にその想定読者である大学の学生さん向けに説明を書いたので、ここでは、そうではない、独学ないし趣味で読んでいただける方向けに宣伝をしたいと思います。 難易度 いちおう論理学の初歩から始まりますが、まったくの初学だと少し厳しいかもしれません。大学の講義や他のでちょっとかじったという方ならスムーズに入れると思います。 扱われているトピックはそれほど難しいものではないですが、後半はさすがにレベルが上がりますし、スペースの都

    『論理学(3STEPシリーズ)』昭和堂 - 論理学FAQのブログ
    Nihonjin
    Nihonjin 2023/10/25
    講義動画あり
  • 進化の技法 | 転用と盗用と争いの40億年 | みすず書房

    生物は進化しうる。ではその過程で、生物の体内で何が起きているのだろうか。この問いの答えは、ダーウィンの『種の起源』の刊行後、現在まで増え続けている。生物は実にさまざまな「進化の技法」を備えているのだ。 『種の起源』が発表されると、人々は世界中の現生の生物や化石に進化の実例を求め、観察し始めた。そしてさまざまな生物の胚、変態、奇形の個体、染色体を見つめるうちに、飛躍的な進化を起こすからくりを少しずつ見出していく。たとえば生物の体内では、新たな機能の発明よりも、既存の機能の転用がたびたび起きている。DNA内では、侵入してきたウイルスの遺伝子を宿主が奪ったり、破壊と革新をもたらす遺伝子が跳び回ったりしているのだ。 書は、世界中を探検し、化石を探し、顕微鏡を覗きこみ、生物を何世代も飼育し、膨大なDNA配列に向き合い、学会や雑誌上で論争を繰り広げてきた研究者たちへの賛歌でもある。 歴代の科学者と共

    進化の技法 | 転用と盗用と争いの40億年 | みすず書房
    Nihonjin
    Nihonjin 2023/08/18
    盗用、転用
  • 背理法を使うとき忘れてはならないこと - hiroyukikojima’s blog

    週刊東洋経済の9月1日号に載る(はずの)原稿を書き終えた。 その中に、キドランドとプレスコットがノーベル賞を受賞することとなった「動学的不整合性理論」の解説を書いた。(この理論については、週刊東洋経済9月1日発売号をちゃんと買って読んでくださいな)。そこで実は、筆がすべって、よせばいいのに、ちょっと「リフレ派」批判的なニュアンスを書いてしまった。打ち合わせをしているとき、編集者がどうしても書かせたいらしく、何度も焚きつけるので、ついついその尻馬に乗ってしまった、というのが正直なところだ。 「リフレ政策」というのは、不況のときに、中央銀行が「ある目標のパーセントのインフレになるまでは断固貨幣供給を続ける」とコミットして、人々に「インフレになるならモノを買わなきゃ」と決意させて、消費を刺激し、景気回復をはかる政策のことで、「インフレターゲット論」とも呼ばれる。(もちろん、高すぎるインフレ率を下

    背理法を使うとき忘れてはならないこと - hiroyukikojima’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2023/07/16
    「以上は、数学者・寺坂英孝の名著『綜合初等幾何学』で読んだ「数学でよくやる誤謬」の例であり、「存在しないものを扱って背理法をする怖さ」を示したものだ」
  • 確率・統計は、マーケティングに使えるらしいぞ - hiroyukikojima’s blog

    今回は、マンガ統計学とマーケティングとアニメのことをクロスオーバーしてエントリーしようと思う。 昨年読んだとして出色だったのは、森岡毅・今西聖貴『確率思考の戦略論』角川書店だ。このは、著者たちが、確率理論を使ってテーマパークUSJを現実に成功させた、その方法論をまとめたものだ。 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力 [ 森岡毅 ] ジャンル: ・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > 産業 > 商業ショップ: 楽天ブックス価格: 3,456円このを知ったきっかけは、昨年、ある雑誌から統計学についての取材を受け、そのときの記者さんから教えてもらったことだった。雑誌の取材というのは、記者さんが書きたいことを決めてくることが多く、取材を受ける側としては退屈なものなのだが、記者さんから知らない情報を教えてもらうことがあって、軽視できない。 記者さんから聞いて

  • 書評:並行プログラミング入門 - Software Transactional Memo

    TL;DR 並行処理を実装する人のこれからのスタンダードになる一冊。買い。 並行プログラミング入門 ―Rust、C、アセンブリによる実装からのアプローチ 作者:高野 祐輝 オライリージャパン Amazon 買ったら思いの外早く届いたのでパラパラと読み始めたら一気に読み終えてしまった。 総評 敢えて雑な喩え方をするなら The Art of Multiprocessor Programming (通称TAoMP) の内容を薄めてRustやアセンブラや計算モデルを足したようなだった。 日語の書籍としてはかなり珍しくWait-Free, Lock-Free, Obstruction-Freeの違いなどを適切に論じており、TTAS Lock, MCS Lock, TL2といった日語では希少な情報が書かれているレアなである。これらに付いて論じている日語のは知る限り (TAoMPと昔僕

    書評:並行プログラミング入門 - Software Transactional Memo
  • 言語学の入門書その2:定延利之『日本語教育能力検定試験に合格するための言語学22』 - 誰がログ

    前回:言語学の入門書その1:黒田龍之助『はじめての言語学』 - 思索の海 はじめての言語学 (講談社現代新書) 作者: 黒田龍之助出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/02/08メディア: Kindle版購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログを見る 前回の内容は完全に忘れてましたよ。まさか第二弾があるとは自分でも驚きです。 きっかけ:日語教員養成講座での授業 今年度、インターカルト日語学校・日語教員養成講座というところで、「言語学概論」の授業を担当する機会がありました。 これまでも非常勤で教養の「言語学」や「言語学概論」といった授業を担当したことはありましたし、日語学系の授業でも必ず最初は言語学・言語研究での位置付けの話から始めます。また、日語教員を目指している受講生が多いクラスで日語学系の授業を担当したこともありましたので、全く新しい経験というわけではなか

    言語学の入門書その2:定延利之『日本語教育能力検定試験に合格するための言語学22』 - 誰がログ
  • 数学の問題を うまく きれいに解く秘訣 - 共立出版

    数学において、問題解決、推論および批判的思考の重要性は論を待たない。また、問題解決において、適切な解法を選ぶことは重要な鍵となる。書は、数学教育に長年携わってきた著者らの経験をもとにした、数学における問題解決のテクニックをまとめた書である。実際に多くの問題の問題解決法に触れ、理解していくことにより、問題解決プロセスの基礎を構築することができる。 書では、問題解決の手段を10に分け、最初に個々の方法について例題を用いて説明し、そのあとで問題を解いていく。それぞれの問題に対しては、まずはすぐに思いつくが、ややこしかったり、難しかったり、ときには解答までたどり着かないような、ありがちで平凡なアプローチを示す。次に、エレガントな模範的解法を提案し、そこで注目する問題解決法を使うとどのように解答が導かれるかを実際に示していく。掲載されている問題は100を超え、分野も多岐にわたっている。 数学の問

    数学の問題を うまく きれいに解く秘訣 - 共立出版
  • 現代認識論のひとつの紹介 - mercbeinpのブログ

    (公開後、2018/3/25に日語文献を中心に何か所か加筆しました。) この記事は、学部後半から修士2年の現在に至るまで分析哲学における認識論を勉強/研究してきた私の視点と関心から、私が読んできた文献を紹介してみることによって、現代の認識論を紹介してみようというものです。私はこの四月で大学および研究から離れるので、これから認識論を勉強しようという方の参考になれば良いなと思っています。 私が読んできたものを軸に紹介しているため、認識論の紹介としての偏りは当然あります。また、感想を述べている箇所が多いです。文献情報が不正確な箇所が多いかもしれません。挙げている文献のうち「(未読)」と書いてあるものは未読ですが、それ以外は少なくとも流し読みくらいはしました。 記事が長くなったので、全体の内容を概観しておきます。1.1.では入門書・教科書についてコメントしています。1.2.では入門から少し進んだ

    現代認識論のひとつの紹介 - mercbeinpのブログ
    Nihonjin
    Nihonjin 2018/03/26
    「Pryorの論文はどれも素晴らしい。すごくネチネチした書き方(?)をしていて密度が高く、読むのに時間がかかるが、綿密に構成されている印象を受ける。哲学独特の非形式的な議論だけでなく、確率を用いた議論にも精通」
  • なぜ今!?「エンドレスエイト」の悪夢を分析哲学で読み解く本がループまみれの奇書だった | オモコロブロス!

    ……え!? エンドレスエイトの!? 2018年に!? 『エンドレスエイトの驚愕 ハルヒ@人間原理を考える』p.389 何いってんの????? キョンくんでんわ 哲学者が書いた「エンドレスエイト」読解が出た…2018年に 『エンドレスエイトの驚愕 ハルヒ@人間原理を考える』というを読みました。2018年に出たです。 著者は三浦俊彦。東京大学文学部教授で、美学・分析哲学の専門家です。 読んでみたらハチャメチャに面白くてためになり抱腹絶倒、狂気と恐怖と謎のカタルシスすら感じるとてつもなく変なだったのでご紹介します。 エンドレスエイトって? アニメ『ポプテピピック』で、30分の前半・後半で同じ映像を繰り返していることが話題になりましたが…… もっとヤバい「繰り返し」が昔もありましたよね? そう、「エンドレスエイト」です。 アニメ『涼宮ハルヒの憂』シリーズ最大の驚愕と絶望と議論を巻き起こ

    なぜ今!?「エンドレスエイト」の悪夢を分析哲学で読み解く本がループまみれの奇書だった | オモコロブロス!
    Nihonjin
    Nihonjin 2018/02/20
    三浦俊彦は『戦争論理学』で広島への原爆投下を擁護してるので面白い。しかし、東大よりも女子大の教授のままのほうがよかったのでは。
  • デイヴィッド・ベネターの反出生主義 - ピラビタール

    先日の記事の最後で、「反出生主義」なる思想があることを紹介しました。「私たちは子供を産むべきではない」という考え方であり、その根拠は論者によりさまざまです。現在その論者として特に有名なのは南アフリカの哲学者デイヴィッド・ベネターであり、『生まれてこなければよかった――存在することの害悪』(Better Never to Have Been: The Harm of Coming into Existence)によって知られています。 Better Never to Have Been: The Harm of Coming into Existence 作者: David Benatar 出版社/メーカー: Oxford University Press, Usa 発売日: 2008/09/15 メディア: ペーパーバック 購入: 2人 クリック: 72回 この商品を含むブログ (1件)

    デイヴィッド・ベネターの反出生主義 - ピラビタール
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    Nihonjin 2017/12/02
    デイヴィッド・ベネター『生まれてこなければよかった』について
  • 現代形而上学入門 柏端 達也著

    1970年代以降に英語圏において活発となり、2000年代から日でも急速に研究・紹介が進んだ現代形而上学。書では存在と非存在、性質といった大テーマをめぐる議論を概観して枠組みを導入しつつ、穴、価値、フィクションといった個別的なトピックを論じることで、現代の形而上学の方法と手触りを直接に体感できるよう工夫されている。 はしがき 第一章 何が存在するのかという問い 1 存在論から始まる問い 2 不在者のリスト 3 意味の問題 4 パラフレーズという手法 5 言語の二重性 6 日常物体と常識形而上学 7 還元・消去・錯誤 8 まとめ 第二章 個物の境界――穴とアキレス草の話 1 個物とは何か 2 穴の問題 3 穴をめぐる諸説 4 アキレス草とアキレス移動 5 消去主義 第三章 性質とは何か、なぜ同じものが複数あるのか 1 性質がなぜ形而上学の問題になるのか 2 クラスと融合体 3 普遍者 4 

    現代形而上学入門 柏端 達也著
    Nihonjin
    Nihonjin 2017/10/18
    柏端達也
  • 『「原因と結果」の経済学』が分かりやすい3つの理由 : ECONO斬り!!

    著者は、30万部のベストセラー『「学力」の経済学』をおととし出版された中室牧子さんと、ご自身の医療経済学研究が、国内外メディアで大注目の津川友介さん【注1】。今もっとも旬な実証研究者のお二人がタッグを組んで、世に送り出した書のテーマは「因果推論」(いんがすいろん)です。少しカタい言葉に聞こえるかもしれませんが、因果推論とはざっくり言うと「因果関係なのか、相関関係なのかを正しく見分けるための方法論」(10ページ)のことです。 ビッグデータの整備や計算速度の向上でデータ処理がにわかに身近なものとなり、ビジネスや政策決定の現場で、データ分析を行うことが珍しくなくなってきました。プログラムの成果・効果を適切に評価するためには、データの利用はもはや欠かせません。エビデンスに基づいた議論の重要性もしばしば叫ばれています。こうした風潮を受けて、日においても「しっかりとデータを見ることが大切」という意

    『「原因と結果」の経済学』が分かりやすい3つの理由 : ECONO斬り!!
    Nihonjin
    Nihonjin 2017/10/11
    「因果推論」の根底にある考え方」において、因果推論を行うために必要なたった一つのプロセスが掲げられているのです。それは、 ・現実と反事実とを比較せよ!」
  • 「問題となることは存在するのか?」 by ピーター・シンガー (デレク・パーフィットの On What Matters について) - 道徳的動物日記

    dailynous.com 哲学者のデレク・パーフィット(Derek Parfit)が元旦1月2日に逝去したが、パーフィットの著作『On What Matters(問題となることについて)』について書かれた、ピーター・シンガー(Peter Singer)が2011年の1月にProject Syndicateに発表した記事を紹介する。私は『On What Matters』は100ページくらい読んだところで挫折したし、同じくパーフィットの著作である『理由と人格(Reasons and Persons)』も邦訳は値段が高いせいで持っていないのだが… www.project-syndicate.org 「問題となることは存在するのか?」 by ピーター・シンガー 道徳判断は真か偽かであり得るだろうか?あるいは、倫理学とは根的には純粋に主観的な問題なのであり、個人が選択するものであるか、もしくはそ

    「問題となることは存在するのか?」 by ピーター・シンガー (デレク・パーフィットの On What Matters について) - 道徳的動物日記
    Nihonjin
    Nihonjin 2017/01/05
    「『問題となることについて』は読むのをためらうような長さの本である。二部作の分厚い本であり、合計すれば1400ページ以上を数える、密度の高い議論がされている本だ。だが、議論の核心は最初の400ページ」
  • 現代形而上学と哲学史の出会いと展開:松田毅編著『部分と全体の哲学: 歴史と現在』(春秋社、2014年) : ページからページへ

    松田毅編著『部分と全体の哲学: 歴史と現在』 春秋社2014-11-22 決して読みやすい論考ばかりではないのだが、面白くて一気読みしてしまった。全体-部分論をテーマに、現代の存在論におけるメレオロジーと、その哲学史的源泉を概観するアンソロジー。第一部が哲学史的背景、第二部が現代のメレオロジーに関する哲学的議論、第三部にメレオロジーの論理学的考察がおさめられている。 第一部では、アリストテレス、トマス、ライプニッツ、そしてフッサールの全体部分論がそれぞれ紹介されている。特に、魂(心的能力)が実体の部分としてとらえられるかどうかが、議論の的になっているようだった。個人的には、加藤雅人「中世とトマス・アクィナス」で紹介されていた問題が大変示唆的だった。「人間は動物の部分である」と「動物は人間の部分である」をそれぞれ違った意味での全体部分関係とトマスはとらえるようである。前者は、普遍的全体の基体

    現代形而上学と哲学史の出会いと展開:松田毅編著『部分と全体の哲学: 歴史と現在』(春秋社、2014年) : ページからページへ
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/10/10
    メレオロジーなど
  • 木前利秋「メタ構想力」のレビューとその注釈 - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    「メタ構想力―ヴィーコ・マルクス・アーレント (ポイエーシス叢書)」 専門書としても一般書としても一長一短な、よくがんばりました賞の人文書 私の個人的な興味とたまたま合っていた内容だったので試しに読んでみたが、褒めるほどでもなく貶すほどでもなく、よく勉強してうまくまとめました!としか感想が出ない。タイトルが「メタ構想力」なのでそれがテーマのなのかと思ったら、所々で触れられてはいるが統一的なテーマと言えるほどのまとまりもない。いろいろな文献を参照していて頑張っている感だけは伝わってくるが、結局のところ何の話がしたかったのかよく分からないままに読み終えてしまった。 タイトルのメタ構想力とは、想像力と同義であるカントの用語の構想力から来た著者独自の言葉で、他人の想像力を想像すると言う意味でメタがつけられている。確かに時々メタ構想力への言及はなされているが、それがそれぞれの論の内容と深く結び

    木前利秋「メタ構想力」のレビューとその注釈 - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/08/01
    「私の印象では後期ヴィーコのトピカとはパースのアブダクションに近い」「それら(知覚と言葉)を関連付けるのは想像力や創造力ではないか」
  • 論理と集合論のビブリオグラフィー [数学についてのwebノート]

    井関清志    『集合と論理』  (基礎数学叢書2)   新曜社、  1979年。格指向だけれども、わりと丁寧でやさしい説明。文系にウケる文体?

    Nihonjin
    Nihonjin 2016/07/30
    戸次大介のまであるので割と新しめなリスト
  • 次のAmazonレビューを確認してください: 時間と存在

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    Nihonjin 2016/07/20
    「これらのトリックに共通なのは、「人間の意識や注意をローカルに集めることで、グローバルな観測ではあり得ないことが成立する」という誤認識を与えることである」
  • No.001 『下半身の論理学』 三浦俊彦著 | 総合文学ウェブ情報誌 文学金魚 ― 小説・詩・批評・短歌・俳句・音楽・美術・骨董・古典・演劇・映画・TV

    奇書である。しかし最大限の賛辞をもっての。ならば奇書とは何か、という定義から始まらなくてはならない。それは単に字面から浮かぶ「変わった書物」という意味ではない。だったら少なくとも「普通の書物」とは何かを定義できなくてはならなくなるし、それはほとんど意味がない。「普通」だとわかっている代物をわざわざ読もうという者はいないからだ。 「普通の書物」などという凡庸なものは議論に値しないけれど、書物を編もうとするときの人の心性の通常のあり様というものはある。それはテーマと呼ばれるものの存在で、著者の価値観の中心的なあり方に関わる。奇書とは、テーマそのものが奇であると言うより、テーマと著者との関わり方、その距離感に独特のずれがあるものと言える。何からずれているのかはたいした問題ではない。それこそ通常の感覚から、と言うしかないし、それよりも何故にずれているのか、ということの方が興味深い。それがわかれば、

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    Nihonjin 2016/06/22
    「つまり、その女性が「男にとって、無条件に尊敬するという幻想に耐えられるかどうか」と言い換えてもよい。もちろんそれも、女性にとってのセックスが常に「身をゆだねる」という表現におさまるということが前提」
  • 杉原哲朗「概念分析とオントロジー」

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

    Nihonjin
    Nihonjin 2016/06/05
    このページのみならず複数の参考文献が挙げられていて充実している。環境、品質管理、データサイエンス。
  •  「現実を生きるサル 空想を語るヒト」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    現実を生きるサル 空想を語るヒト―人間と動物をへだてる、たった2つの違い 作者: トーマス・ズデンドルフ,寺町朋子出版社/メーカー: 白揚社発売日: 2014/12/10メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 書はトーマス・ズデンドルフによるヒトと動物の間の心の違いについてのだ.ズデンドルフは,言語の身振り起源説を唱えたことで有名な認知科学者のマイケル・コーバリスの弟子筋に当たる研究者で,ヒトと大型類人猿との比較認知,比較心理,ヒトの心理の進化などを専門としている.書の中心となる主張は,「ヒトと動物の心の違い(ヒトの特異性)は,主に『再帰構造を持つシナリオ構築力』と『心を他者の心と結びつけたいという衝動』にある」というものだが,それを説得的に示すためにこれまでの関連分野のリサーチを驚くほど丁寧に総説している.原題は「The Gap: The Science of W

     「現実を生きるサル 空想を語るヒト」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/02/01
    「再帰的なシナリオ構築力と他者の心とつながる意欲により合理的な推論ができるようになった」「ある研究者はメスのオランウータンに執拗にせまられ,拒否するとその後テストに協力してくれなくなったそうだ」