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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (15)

  • 見事なヒスイの石仮面を古代マヤの王墓で発見、「闇の時代」に光

    翡翠(ヒスイ)のモザイクでできた小さな仮面。目と歯にはウミギクガイの殻が使われ、嵐の神を表している。紀元350年ごろにチョチキタムに埋葬された王の胸の上に置かれていた。(PHOTOGRAPH BY RUBÉN SALGADO ESCUDERO) チョチキタム遺跡は、中米グアテマラのヤシの木が茂る熱帯雨林の中、落ち葉と石の塊に埋もれた場所にある。これまでほとんど知られていなかったこの遺跡は、考古学的な大発見が起こるような場所にはとても見えないかもしれない。ましてや、長い間、研究者たちを悩ませてきた闇の時代の手がかりが見つかるとは、誰も考えなかったはずだ。 しかし、それが現実になった。この場所で、翡翠(ヒスイ)を組み合わせて作ったミステリアスな仮面が発見されたのだ。これまで知られていなかったマヤの王のものだと考えられている。(参考記事:2024年3月号特集「ベールを脱ぐ古代マヤ」) 調査を率い

    見事なヒスイの石仮面を古代マヤの王墓で発見、「闇の時代」に光
    Nihonjin
    Nihonjin 2024/03/07
    キョンシー大魔王
  • 【動画】ホホジロザメをソロで狩るシャチ、初の報告、2分の早業

    ホホジロザメを仕留めて肝臓だけを取り出すシャチの「スターボード」。2分以内にすべてをやってのけるという信じられないパワーと戦略を披露した。(字幕は英語です) サメの肝臓を外科手術のように取り出すことですでに有名なシャチ(Orcinus orca)が、新たな技を隠していた。なんと、自然界で最も恐ろしい捕者のひとつであるホホジロザメ(Carcharodon carcharias)をシャチが単独で仕留めたという初めての科学的な報告が、2024年3月1日付で学術誌「African Journal of Marine Science」に掲載されたのだ。(参考記事:「【動画】サメの胸を正確無比に切り裂き、肝臓だけをべるシャチ」) その映像は2023年6月に、南アフリカのモーセル湾で撮影された。いつもはケープタウン近くで血縁関係のある「ポート」という名のシャチとともに狩りをする「スターボード」が、体

    【動画】ホホジロザメをソロで狩るシャチ、初の報告、2分の早業
    Nihonjin
    Nihonjin 2024/03/06
    「捕食者としてこれほど効率的なんですから、少し大げさになって殺しを楽しんでもいいではありませんか」
  • トコジラミ、ダニ、寄生虫…旅の「危険な虫」5選とその対策

    旅行先でトコジラミに刺されると、旅は台なしになる。ただし、もっと深刻な健康被害をもたらす害虫もいる。(PHOTOGRAPH BY ALLEN BRISSON-SMITH/THE NEW YORK TIMES/REDUX) 最近、トコジラミがフランスで大発生し、話題になっている。吸血性のトコジラミは、危険というよりは不快な昆虫だ。実際に、米国のテキサスA&Mアグリライフ研究所の昆虫学者で、害虫管理を専門とするモリー・ケック氏は、「世界でもっとも危険な生物は蚊です」と述べている。 だが、昆虫やクモ、ミミズのような形の蠕虫(ぜんちゅう)といった気持ちの悪い生きものはどこにでもいるものだ。そんな「虫」たちは、細菌、線虫、原虫、ウイルスといった病原体を運ぶことがあるし、じかに寄生虫として感染する場合もある。 こうした病気は時に診断しにくく厄介だ。デング熱やライム病などの病気は、頭痛や疲労、発熱といっ

    トコジラミ、ダニ、寄生虫…旅の「危険な虫」5選とその対策
    Nihonjin
    Nihonjin 2023/10/25
    「トコジラミには、旅行しなくても遭遇する可能性があります。学校や待合室から持ち帰ってしまったり、遊びに来た友人が連れてきたりすることがあります」
  • 中世の英オックスフォードは「殺人街」だった、犯人は主に大学生

    特徴的な柄からボロックナイフ(こうがんナイフ)と呼ばれる14世紀のナイフ。中世ヨーロッパで器、道具、武器として広く使われていた。「キドニーダガー(腎臓短剣)」という別名もあり、英オックスフォード大学の学生の多くが携帯していただろう。そのなかには、明らかに殺意を抱いている者もいた。(PHOTOGRAPH BY THE METROPOLITAN MUSEUM OF ART) 英国オックスフォード大学の学生にとって、中世は死と隣り合わせの時代だった。中世英国のほかの街と比べて、殺人を犯したり、惨殺されたりする確率が約3倍も高かったのだ。 9月28日に「中世殺人地図」プロジェクトにより発表されたこの驚くべき統計は、当時の法的記録に基づいている。殺人が多かったのは、若い独身の男子学生が多かったことと、凶器、アルコール、セックスワーカーが身近だったせいだと研究者は考えている。 プロジェクトの主任調査

    中世の英オックスフォードは「殺人街」だった、犯人は主に大学生
    Nihonjin
    Nihonjin 2023/10/09
    「オックスフォードの殺人犯の75%、殺人被害者の72%が大学の学生や教師を意味する「クレリクス(学僧)」だった」
  • 古代ローマ時代の剣を4本発見、驚異の保存状態、死海の洞窟で

    鉄製の剣の柄頭(つかがしら)を保護する発泡スチロールの位置を調整する保存修復師。この剣は、紀元2世紀後半にローマ軍の兵士がよく使っていたタイプのもので、環状の柄頭を特徴とする。イスラエルのエン・ゲディ自然保護区の死海の近くの洞窟で最近発見された4の剣のうちの1で、現在はエルサレムにあるイスラエル考古学庁のジェイ&ジーニー・ショッテンシュタイン・イスラエル国立考古学キャンパスの空調管理された保管庫に置かれている。(PHOTOGRAPH BY PAOLO VERZONE) 9月6日、死海の近くの洞窟で古代ローマ時代の剣が4発見されたとイスラエル考古学庁が発表した。剣は木と革でできた鞘(さや)の中で2000年近く保存されていて、その状態は驚異的に良好だという。 剣は、エルサレムの南東に位置するユダヤ砂漠の洞窟の奥深くで、鍾乳石の壁の後ろに隠されていた。隠された時期は紀元2〜3世紀で、当時、

    古代ローマ時代の剣を4本発見、驚異の保存状態、死海の洞窟で
    Nihonjin
    Nihonjin 2023/09/09
    「2017年以来、調査チームはイスラエル考古学庁遺物略奪防止部門の協力を得て、ユダヤ砂漠に点在する数百の洞窟を体系的に調査し、盗掘者に略奪される前に遺物を見つけようとしている」
  • 閉経した母親が守るのは息子だけ、シャチで判明、娘や孫は守らず

    北部ノルウェーの冷たい海でニシンの大群を襲うシャチの群れ。子どももいる。シャチは閉経後も長く生き続けるわずか6種類の動物の1種だが、その有益さを科学者たちは解明し始めている。(PHOTOGPAPH BY TONY WU, NPL/MINDEN PICTURES) 墨を吐いたり、体の色を変化させたりする動物の能力は、人間から見れば不思議に思えるかもしれない。しかし動物界全体から見れば、「閉経」こそもっとも不可思議な現象であることはご存じだろうか。 「自然界において閉経は非常にまれな特性です」と指摘するのは、英国エクセター大学の動物行動学者チャーリー・グライムス氏だ。閉経し、生殖能力を失ったあとも長く生き続ける動物はたったの6種類。ヒトと5種のハクジラだけだ。 ハクジラ類のシャチもそうした動物の仲間だ。そこで、なぜシャチのメスが閉経を迎えたあとも20年以上生き続けるのか、大規模な調査が行われて

    閉経した母親が守るのは息子だけ、シャチで判明、娘や孫は守らず
    Nihonjin
    Nihonjin 2023/07/25
    「体に傷が一番少ないのは閉経後のメス(…)つまり、年長のメスは自分の豊富な社会的な知識を使って、争いを回避したり、「息子が危険な行動をとったりしないよう合図を送っているようです」」
  • 新型コロナが「スーパー抗原」の可能性、一部が細菌毒素に酷似

    患者から分離された新型コロナウイルス粒子の透過電子顕微鏡写真。CDCの新たな報告書は、21歳未満の致死的なCOVID-19症例を分析。その大半は、小児多臓器炎症症候群(MIS-C)と呼ばれる症状に由来していた。(Image by NIAID) 2020年2月以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した米国の子どもは74万1000人におよぶ。 幸いなことに、その大半は比較的症状が軽く、また感染した子どもの16〜45%は無症状とも言われる。一方で、このグループ(21歳未満)の子どもたちは、「小児多臓器炎症症候群(MIS-C)」と呼ばれる重篤な疾患を発症することがある。 MIS-Cの初期症状には、発熱、発疹、腹痛、下痢、嘔吐などが含まれる。急ピッチで進められた数カ月におよぶ研究のおかげで、当初は原因がわからなかったさまざまな症状を、明確な疾患として特定できるようになった。 MIS

    新型コロナが「スーパー抗原」の可能性、一部が細菌毒素に酷似
    Nihonjin
    Nihonjin 2020/10/21
    害悪細菌
  • 顔面黒塗り「サンタの助手」で衝突激化、オランダ | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    祝祭のパレードに背を向け、オランダの伝統的なキャラクター「ズワルトピート」に抗議する人々。(PHOTOGRAPH BY JOHN VAN HASSELT, CORBIS/GETTY) 12月5日は、オランダでは聖ニコラスの祝日だ。街に到着した聖人(オランダ語でシンタクラース)がお菓子やプレゼントを配るパレードに、人々が集う。しかし近年、こうしたパレードが政治的なトーンを帯び、今年は暴力事件も起きた。原因は、伝統的にサンタの脇役を務めてきたキャラクターの黒塗りの顔だ。(参考記事:「サンタの歴史:聖ニコラウスが今の姿になるまで」) オランダの伝統では、シンタクラースは「黒いピート」を意味するズワルトピートという名の“助手”を伴っている。黒塗りの顔で大きな金のイヤリングを着け、唇が強調されたキャラクターだ。聖ニコラスの祝日を控えた数週間は、オランダ各地の市や町でパレードが催され、数百人もの白人が

    顔面黒塗り「サンタの助手」で衝突激化、オランダ | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    Nihonjin
    Nihonjin 2018/12/11
    「オランダの新聞「テレグラーフ」の記事が、ハンガリー生まれのユダヤ人の投資家ジョージ・ソロス氏から資金提供を受けているとして、エサイアス氏を非難」
  • タコに合成麻薬を投与、驚きの結果とは、研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    最新の実験で使われた種と同じ、カリフォルニア・ツースポットタコ(Octopus bimaculoides)。(PHOTOGRAPH BY DAVID LIITTSCHWAGER, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) アンフェタミン類の合成麻薬で、俗に「エクスタシー」と呼ばれるMDMAをタコに投与すると何が起こるのだろうか。米ジョンズ・ホプキンス大学の科学者たちによると、このドラッグに対してタコが見せた反応は、人間とかなり共通していたという。したがって科学者らは、人間とタコの脳は特定の社会的行動に関して同様の仕組みになっていると結論付けている。この研究結果は、9月20日付けの学術誌「カレントバイオロジー」に発表された。(参考記事:「覚醒剤、違法薬物と環境・資源問題」) しかし、気分を変える効果のある薬を、疑うことを知らないタコに与えていいものだろうか? また、系統的に

    タコに合成麻薬を投与、驚きの結果とは、研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    Nihonjin
    Nihonjin 2018/09/26
    「さらに、1度生殖すると死んでしまうタコがいる一方で、何度も生殖できるタコもおり」
  • 股間にヤスデを擦りつけるキツネザル、薬代わり? | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    最新の研究によれば、アカビタイキツネザルは寄生虫を退治するためにヤスデを利用している可能性がある。(PHOTOGRAPH BY LOUISE PECKRE) ふつうなら、ヤスデを口の中に入れるのはよくない。ヤスデをめちゃくちゃにして生殖器に塗りつけるのも、やはりお勧めできない。ヤスデは様々な毒を分泌して、捕者を遠ざけることで知られているからだ。 ところが動物行動学者のルイーズ・ペッカー氏は、マダガスカルのキリンディ森林保護区で、アカビタイキツネザルのメスがヤスデを手に取るのを目にした。2016年11月のことだ。キツネザルは、毒を持つヤスデを噛んでは自分の尾と生殖器周辺の毛に擦り込むという行動を幾度となく繰り返した。しまいには、ヤスデをのみ込んでしまった。(参考記事:「ワオキツネザル、弱さを嗅ぎつけ相手に付け入る」) その後、キツネザルはヤスデをもう2匹見つけ、まったく同じことを繰り返した

    股間にヤスデを擦りつけるキツネザル、薬代わり? | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    Nihonjin
    Nihonjin 2018/08/08
    「終わる頃には、唾液とヤスデのオレンジ色の分泌物が混じった泡状の液体で、下半身がぐっしょり濡れていた」/ミミズ千匹ならぬヤスデ千匹
  • なぜか高齢なメス選ぶオス、クモで判明、利点なし

    自分の巣にぶらさがるハイイロゴケグモ(Latrodectus geometricus)のメス。米ルイジアナ州ニューオーリンズのオーデュボン自然研究所にて。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 交尾(交接)相手を求めるハイイロゴケグモ(Latrodectus geometricus)のオスは、ときに不合理な選択をする。 理論的には若いメスの方がベターな選択だ――彼女たちは長い求愛行動を要求しないし、高齢の相手よりも繁殖力に富む。また若い個体が交尾相手のオスを生きたままべる確率は、高齢の個体に比べると格段に低い。 ところが学術誌「Animal Behaviour」3月号に発表された新たな研究によると、選択肢が与えられた場合、ハイイロゴケグモのオスはむしろ高齢のメスを選ぶ傾向にあるという。 「高齢のメスと交尾するこ

    なぜか高齢なメス選ぶオス、クモで判明、利点なし
    Nihonjin
    Nihonjin 2018/03/24
    オスが捕食されるって、人間だとATMかなと思った。
  • ヒトは無意識に異性を「嗅ぎ分ける」

    鼻は異性の存在を「嗅ぎ付ける」ことができるようだ(資料写真)。 Photograph by David H. Collier, Getty Images 最新の研究によると、ヒトは男女を問わず、無臭のフェロモンによって異性を「嗅ぎ分けて」いるという。 ヒトも他の動物と同様に、これまで考えられていた以上に多くの情報を嗅覚から得ているとする根拠はいくつも報告されている。今回の発見もそうした事例の1つだ。 「動物の意思疎通に最もよく使われるのが化学シグナルであることは知られているが、ヒトの場合化学シグナルはほとんど使われないと考えられている」と、今回の研究を率いた中国科学院心理研究所のチョウ・ウェン(Zhou Wen)氏は話す。「だが、われわれの研究から言えるのは、ヒトは今なお化学シグナルの影響を受けており、そのことを明確に意識していないということだ」。 最近の実験では、被験者に異性のフェロモン

    Nihonjin
    Nihonjin 2016/08/27
    日本は花粉症で鼻詰まりの人が多いからフェロモンを嗅ぐことができないために恋愛から遠ざかり交際相手がいない割合が多くなるに違いない。みんなもっと鼻をほじろう。
  • 「最強生物」クマムシ、衝撃のDNA構成が判明

    クマムシは驚くべき能力の持ち主だ。渇水などの過酷な状況でも生き抜くことができる。(PHOTOGRAPH BY ROBERT PICKETT, VISUALS UNLIMITED/CORBIS) 水生の無脊椎動物であるクマムシは地球上で最もたくましい動物と考えられている。緩歩(かんぽ)動物と総称されるこの小さな生物は、凍えるような寒さや長期の渇水、大量の放射線に耐えられるだけではない。知られている限り、真空でも生き延びられる唯一の動物だ。(参考記事:「宇宙生物学とクマムシと私」) この目に見えないほど小さな怪物の体は何でできているのだろう? クマムシは存在自体が驚きだが、この疑問の答えも衝撃的だ。 さまざまな生物のDNAをミックス 11月23日付の科学誌「米科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された論文によると、クマムシには全体の17.5%にも相当する大量の外来DNAが含まれているという。

    「最強生物」クマムシ、衝撃のDNA構成が判明
    Nihonjin
    Nihonjin 2015/12/02
    「無性生殖は外来遺伝子を安定させる。父親の遺伝子を受け継ぐことで失われる遺伝子がなく、同じ遺伝子が2組つくられるためだ」
  • その1 日本に最適の人口は何人?

    世界の人口膨張が止まらない。一方、日の人口は、まもなく減少に転じようとしている。それも大変な勢いで――。 たとえば国立社会保険・人口問題研究所が06年におこなった推計によれば、世界の人口が90億人を突破すると考えられている2050年頃、日の人口は9000万人前後に。さらに2105年には4500万人ほどになるとも言われる。現在の日の人口は1億2800万人。つまり今後100年で、約3分の2の日人が消えるという計算だ。 もしこの推計通りに進めば、世界で誰も経験したことのない人口激減社会に突入する日。いやすでに、日の人口減少は「ジャパンシンドローム」とも呼ばれ、これから多くの先進国が直面するだろう人口減少を、いち早く経験するサンプルとして、世界中からその動向が注視されているという。 とはいえ1万年におよぶ歴史を振り返ってみると、日列島が人口減少に直面したことは、実はこれが初めてではな

    Nihonjin
    Nihonjin 2012/09/02
    鬼頭宏
  • 第1回 乱獲で資源は危機的に、生息地破壊も一因

    だが、ウナギの漁獲量は、遡上する前のシラスウナギ、河川や湖沼の親ウナギのいずれもこの数十年ほどの間に急減した。 1961年には年間3400トン近くもあった親ウナギの漁獲量は、現在では200トン近くにまで減少している。2011年の日国内のウナギ消費量は成魚換算で約5万6000トンなので、「天然ウナギ」と呼ばれるこれらのウナギは全消費量の0.5%にも満たない。われわれがべているウナギのほぼすべては、国内外の養殖池育ちの「養殖ウナギ」である。 ウナギ消費はすべて「天然」 問題はウナギの場合、「養殖」といってもサケやタイ、ハマチなどのように人工的に受精卵から育てた稚魚を成魚にまで育てる真の意味での「養殖」が、技術的な困難さから実現していないということだ。「養殖」ウナギといっても、天然のシラスウナギを捕獲して池の中で餌を与えて育てたものである。つまり、われわれはウナギ消費のすべてを天然の資源に依

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