復職支援プログラム参加者の7割近くが発達障害 うつの症状で休職する社員の中に、大人になって初めて発達障害と分かる「大人の発達障害」が背景疾患にあるケースが近年、急増しています。 これは、すでに昨年記事でお伝えしましたが、現在、私のクリニックの復職支援プログラムに通う患者の約7割に、典型的ではないのですが発達障害の傾向のあることが分かっています。これには私自身も驚きました。 彼らは復職支援プログラム参加中に、自分が発達障害であることを受容し、障害の特性について学び、グループワークの中で自らの「得意なこと」「不得意なこと」を確認して、復職後に向けて準備を進めていきます。 復職した職場で「うつ」が再び現れるのはなぜか しかし、この「大人の発達障害」で、私が頭を悩ませているのは、彼らが復職後の仕事の中でトラブルに遭いやすく、再び、うつの症状が現れて、再休職してしまうことです。何度も休職を繰り返して