当初はデジタルカメラやMP3プレイヤーの記録媒体として考えられていたNANDフラッシュメモリだが、ここにきてPC用の記憶装置として脚光を集め始めた。 ReadyBoost/ReadyDrive/SuperFetchなどWindows Vistaが性能向上を図る「キャッシュ」としてNANDフラッシュメモリをサポートしたこと、このVistaのアクセラレーション技術に対応するデバイスとして、IntelがNANDフラッシュメモリによる内蔵デバイスをTurboMemoryの名前で製品化したことはよく知られた事実だ。 さらには、HDDを丸ごとNANDフラッシュメモリによるストレージデバイス、SSD(Solid State Drive)で置き換えることさえ視界に入ってきた。5万円を切る価格で注目され、商品としてもヒットしたASUS「Eee PC」は、HDDを搭載せず、内蔵ストレージを4GBのSSDで済ま