GPSの感度についてご質問を頂いています。と言うのは、ウィルコムのHybrid W-ZERO3を使ったことのある方から、最近のスマホのGPSは受信までが断然早くなっているのは、受信感度の向上などがあったのか、と言う趣旨で。 というかなんというか、もういろいろと、「半端な作りのGPS」と最近のスマホみたいなGPSでは全く測位にかかる時間が違うということはよく知られた話で、これが本当に「受信感度の差」と言ってしまって良いものか、と言うことになるわけですが。 結論を先に書いてしまうと、どんなに受信感度がよくても、まっさらな素のGPS受信機で測位を行うためには結構な時間がかかるものです。 と言うのは、GPSと言うのが非常に多くの衛星によって成り立っているシステムだから。そして、GPSは完成され閉じたシステムではなく、後からいくらでも追加できるシステムとして作られているから、と言う点も重要です。 簡
これで分かるOpenCL。NVIDIAのOpenCLセミナーから,OpenCLの正体と可能性を再確認する ライター:米田 聡 速報記事でお伝えしているとおり,2009年10月29日,NVIDIAは東京・秋葉原で開発者向けのイベント「OpenCL seminar〜GPUコンピューティングがもたらすもの〜」を開催した。 OpenCLは,NVIDIAの「CUDA」(Compute Unified Device Architecture)や,DirectX 11の「DirectCompute」などと同じく,GPUコンピューティングを実現する仕組みの一つである。 GPUコンピューティングアーキテクチャとして,自社のCUDAを強力にプッシュしているNVIDIAが,なぜOpenCLなのか。NVIDIAは,開発者向けイベントの冒頭でわざわざ説明したほどなので,それだけ,OpenCLの立ち位置,そしてCUD
超小型のLinuxサーバーとして有名な「OpenBlockS」に、新モデル「OpenBlockS 600」が登場した。業務向けを想定した堅牢性や拡張性、柔軟性といった従来モデルの特徴はそのままに、CPU動作クロックの大幅な向上やメモリ容量の増量、ギガビットイーサネットへの対応など、大幅なスペックアップが施されている。 これらのスペックアップによって、従来モデルでは性能的に動かすのが難しかったアプリケーションにも対応でき、より広い用途での活用が期待できる。また、OpenBlockS 600向けにネットワーク運用管理ツールやVPNソフトウェアなどさまざまな商用アプリケーションも提供され、アプライアンス的な利用も可能だ。 本特集ではこのOpenBlockS 600の仕様を紹介するとともに、ルータ・ブリッジとしての利用やネットワークの管理・監視への利用など、実運用に向けての利用例やセットアップ例を
DirectX 11が加速するゲームの進化〜AMD,新世代DirectXのポイントとメリットを解説 ライター:本間 文 会場となったU.S.S Hornet Museum AMDは,米カリフォルニア州アルメダ市のU.S.S Hornet Museumで開催した「ATI Radeon HD 5800」シリーズの事前説明会において,DirectX 11に対応した最新ゲームタイトルの開発状況や,新機能に関するアップデートも行った。 製品概要や,パフォーマンスは別記事を参照してもらうとして,本稿では,DirectX 11の部分に絞って紹介していきたい。 →[レビュー]「ATI Radeon HD 5870」レビュー。世界初のDirectX 11カードは「速い」だけに留まらない →[製品概要]AMD,世界初のDX11 GPU「ATI Radeon HD 5800」を発表。HD 4800の大幅な進化形
「こんな複雑な形なのに二つに分かれているのかー。なんでわざわざこんなことをしてるんだろう。一体成型だと作りにくいからかな?」 「えー,山田さん,知らないんですか。それは二つに分かれてなきゃダメなんですよ」 5連休の最終日だと言うのに仕事で千葉県の展示会場「幕張メッセ」に来ている。展示会の取材――ではなくて,分解した歴代「プレイステーション 3」の部品を,間違いなくショーケースに並べるためである。ご存じの方もいらっしゃると思うが,日経エレクトロニクスは2007年から「東京ゲームショウ」の主催者展示「ゲーム科学博物館」(東京ゲームショウの主催者展示ページ)のお手伝いをしており,その準備のためである。 ゲーム科学博物館の展示の一つの目玉は,弊誌がこれまで分解した各種のゲーム機を,分解した状態のままで見せること。本来の趣旨は,普段,楽しく遊んでいるゲーム機の中身を見てもらうことで,東京ゲームショ
[CEDEC 2009]大域照明や音声認識など,スクウェア・エニックスの「職人技」を不要にする自動化最前線 編集部:aueki スクウェア・エニックス研究開発部開発ディレクター藤井栄治氏 CEDEC最終日,スクウェア・エニックスの研究開発部による「Natural Expression 自然な表現を目指す」と題した講演が行われた。 最初に登壇したのは開発ディレクターの藤井栄治氏。まずは,なぜNatural Expressionが重要なのかについて語った。 Natural Expressionを直訳すると,そのまま「自然な表現」となるのだが,Naturalの意味として「加工されていない」というものを強調していたことから,加工されていない→手を加えなくていいようなデータを自動生成していくことを目指すもののようだ。 つまり,スクウェア・エニックス社内には,職人級の優秀なアーティストや技術者がいるわ
PCリモーターサーバボードの単体販売がついに開始! NEC独自のホームサーバーソリューション「Lui」は、親機となるサーバー(Luiサーバー)と子機となるクライアント「PCリモーター」が必要になる。サーバー用パソコンはLuiサーバー機能を内蔵するパソコン(VALUESTAR R Luiモデルなど)のほかに、デスクトップパソコンや自作パソコンにLuiサーバー機能を追加する「PCリモーターサーバボード」を装着することでも用意できる。 従来のPCリモーターサーバボードは、シンクライアントタイプのPCリモーターとのセット商品しか販売されていなかったが、人気のネットブック「LaVie Light」にPCリモーター機能を搭載した「LaVie Light Luiモデル」(関連記事)の発売に合わせて、PCリモーターサーバボードの単体発売も開始された(実売価格は4万円前後)。 LaVie Light Lui
この夏,グラフィックスカードを買い換えたい人へ。10分で分かる,実勢価格2万円以下のGPU事情 編集部:佐々山薫郁 Windows 7,というかDirectX 11時代に向けて,少しずつ次世代GPUの情報が出始めてきた。AMDは実機を使った動作デモを行ったほどで,ハイエンド志向の人達にとって,2009年の夏は,来るべき次世代に向けた予算確保の季節になるだろう。 ここ数か月で,グラフィックスカードの実勢価格は一気に下がった。写真は,3月に2万円台半ばで市場投入され,7月には1万円台後半となったASUSTeK Computer製のGeForce GTS 250搭載カード「ENGTS250 DK/HTDI/512MD3」 ただ,デスクトップPC向けグラフィックスカードに割ける予算は1〜2万円程度,という人達にとっては,事情が少々異なる。発売から時間が経ったことによる自然な価格の下落や,各メーカー
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