夫(社長)の反対を押し切りVR筐体を開発!? 異例の社内ベンチャー設立経緯から世界平和の野望まで、“名物夫人(会長)”のゲームへの深い愛【コーエーテクモ:襟川恵子インタビュー】 ビジネスは早すぎてもせいぜい半歩先――ビジネスというのは、遅すぎてもダメだし、早すぎてもダメだと思うんです。襟川さんがちょうどよいタイミングを見極める際に、何かロジックとなるものはあるんですか? 襟川氏: タイミングとしては、早すぎてもせいぜい半歩先ぐらいですよね。2歩先に進んで技術そのものから作り始めると、資金負担が大きくなります。そうなるとビジネスとしては、危険度が増してしまいます。 だから本来は、2歩先を見据えつつ、そこから半歩ぐらい下がって仕事をしているのがいちばんいいんです。でもこの業界はあまりにも変化が早いので、それでは出遅れてしまいます。先を見据えて半歩先ぐらいを進んでいると、ちょうどいい具合に周りが