「新型コロナとインフルエンザは同じ時期には流行していない」という研究結果が発表された。 【映像】研究結果を発表した河岡特任教授 東京大学の河岡義裕特任教授らの研究チームは、新型コロナとインフルエンザの同時流行の関係について、世界22カ国のデータを元に調べた。その結果、すべての国でコロナが感染拡大して以降、インフルエンザの感染者が著しく減少していたことがわかった。 フランスなどでは新型コロナの流行中にインフルエンザも増えていたため、詳しく調べたところ、それぞれが異なる地域で増加していたことがわかった。これらのことから、新型コロナとインフルエンザは同じ時期に同じ地域、同じ規模では流行していないことが確認されたという。 河岡特任教授は「十分には解明されていない」としつつも、「コロナに感染している人ではインフルエンザウイルスが増殖しにくい可能性がある」としている。(ANNニュース)