トップ > 経済 > 紙面から一覧 > 記事 【経済】 米ABC「誤った編集」認める トヨタ急加速問題 2010年3月13日 夕刊 【ニューヨーク=阿部伸哉】トヨタ車の急加速問題をめぐり、米紙USAトゥデー(電子版)とAP通信は12日、8日にカリフォルニア州で起きた2008年型プリウスの急加速の信ぴょう性に疑問を投げかけた。トヨタ自動車批判の急先鋒(きゅうせんぽう)のABCテレビも、ニュース番組で映像効果を狙った「誤った」編集をしたと認めており、米メディアの報道も混乱し始めている。 8日に起きたプリウス急加速は、高速道路でパトカーが並走して停止にこぎ着けたテレビ映像が全米に流れ注目を集めた。運転していた男性(61)は「ブレーキを踏み続けたが止まらなかった」と話したが、USAトゥデーは、プリウスのブレーキは強く踏むと車輪の回転を弱める仕組みになっていると指摘。この男性が最近、自己破産していた