デンソーウェーブは,同社が開発した既存の2次元コード「QRコード」より情報量を多くできる2次元コード「iQRコード(アイ・キューアールコード)」を開発した(発表資料)。既存のコードに比べて,コードを構成する白黒の点「セル」が同じ数のときに,より多くの情報を表現できる。また,縦方向と横方向のセル数が異なる長方形のコードも利用できるようにした。既存のコードは正方形のみだった。 iQRコードを構成するセル数の範囲を,最少で9×9個,最多で414×414個に拡大した。最大情報量は数字約3万文字。従来のQRコードでは21×21個から177×177個(最大情報量は数字約7000文字),小型版の「マイクロQRコード」では11×11個から17×17個(同30文字)だった。同じセル数で,より多くの情報量を表現できる。例えば,QRコードでは21×21個のセルで数字34文字(誤り訂正レベルM)が表現できるが,i