グーグルは企業の経営者やマーケッターなどを対象にしたイベント「Google Business Day」を2009年12月3日に開催した。キーノートセッションでは、グーグル代表取締役社長の辻野晃一郎氏と米グーグル上級副社長兼最高財務責任者のパトリック・ピシェット氏がそれぞれ講演した。ピシェット氏は検索される言葉の傾向から、「トンネルの向こうに明かりが見えてきた」と現在の経済状況を推測した。 辻野氏は冒頭、2009年を総括する言葉として「チェンジがふさわしい」と、米国の大統領の交代や日本の政権交代、経済環境の変化について触れた。そうした中、同社においても、次の成長に向けて新しいことへのチャレンジをした年だったと振り返った。 2009年の取り組みとしてはまず、質問の投稿・公開や投票の集計ができるサービス「Googleモデレーター」を活用した「未来のためのQ&A」という企画を紹介した。この企画は、