沈んだ船の中に300人以上の若い命が閉じ込められているのに、ただの一人も救助できないまま右往左往しながら、すでに10日も過ぎてしまいました。その間、私たちは、大韓民国という国の恥ずかしい素顔を世界中にさらしました。産業化と民主化を同時に成し遂げ、先進国の入り口に到達したと誇る私たちを、世界は今、鼻で笑い始めたのです。セウォル号の事故から対応に至るまで、常識的に理解できないことが次々と続いているからです。 おととい会ったフランス人の友人は、次々と質問をぶつけてきました。どうして船長と船員が乗客を捨てて、最初に脱出できるのか、どうして学生は船が傾いて沈んでいるのに、じっとしていろと言われて船室の中にいられたのか、どうして白昼に沈んだ船から、ただの一人の命も救えないのか、どうしてあの悲惨な状況で、政府当局者が犠牲者の家族たちと記念写真を撮り、現場でラーメンを食べようなどと思えるのか、どうして国民