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これはすごいと映像に関するbaboocon19820419のブックマーク (1)

  • 秒速5センチメートル 夢のような物語の終焉

    この映画は、中編でありながら一種異様な迫力を持つ作品である。 私は、この映画のあまりのカタルシスのなさに、ひとつ誤解をしていた。第3話「秒速5センチメートル」で描かれた貴樹と明里の再会は、実は時間的にエピソードの最初に描かれるべきものであり、明里が結婚する「彼」というのが貴樹のことではないかと。しかし、中盤で明里の荷物の中から見つかる貴樹宛ての手紙、ラストで電車が通り過ぎた後にもう明里の姿がなかったことに加え、監督の談話も合わせて考えると、やはりこれは誤りだろう。 ドラマの基が「葛藤を解決することによるカタルシス」にあるとすれば、この映画にはドラマがない。 第1話「桜花抄」は、中学生時代の貴樹が明里に会いに行こうとしたら、雪で列車が遅れる、という一見するとタイムサスペンスである。これが葛藤であり、「再会できる」ことが解決と考えられなくもないが、もう少し考えるとこれはおかしい。もしそうなら

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