マネックス証券 チーフ外国株コンサルタント 岡元兵八郎 先週末バフェットファンが毎年楽しみにしている米バークシャー・ハサウェイの「株主への手紙」が公開されました。ここでバフェットが、バークシャーの四つの「宝石」と呼ぶ四つの事業を紹介しています。そのうち三つの事業は自分で運命をコントロールでき、残りの一つは自分で運命を決められないものであると言います。 一つ目の「宝石」はキャッシュカウの損保部門 一つ目の運命を決めることができる「宝石」とは、53年の歴史があるバークシャー事業のコアである損害保険部門です。バークシャーの損害保険部門事業の保険料収入は全米で2位であり、マーケットシェアは6.51%の規模となっています。保険部門で最も有名なのは米国のテレビを見ているとよく出てくる「話すヤモリ(GECKO)」のキャクラターのCMでおなじみのGEICO保険会社です。バフェットによると、バークシャーは、