「開館時間には行けない」「自宅から遠い」などの声に応えるサービスで、個人のパソコンからインターネット経由で365日24時間利用できる。市によると、同様のサービスは西日本の公立図書館では初めて。 貸し出すのは、文芸書やビジネス書など1147タイトル(約2500冊)。文芸書は、太宰治の「人間失格」など著作権保護期間が過ぎた名作が中心となる。 市立図書館でIDとパスワードを取得した上で、専用ソフトをダウンロードすると、ネットを通じて読むことができる。データのコピーや印刷はできず、2週間の貸し出し期限が来れば自動的に読めなくなる。 対応するOS(基本ソフトウエア)はウィンドウズのみ。市は「今後、蔵書数や対応機種を増やしたい」としている。