2013年02月09日09:00 カテゴリ弾本書評/画評/品評 紹介 - 「中卒」でもわかる科学入門 「中卒」でもわかる科学入門 小飼弾 久しぶりに本を上梓しますのでおしらせを。 はじめに - はだかの私たち 「裸の王様」という童話は、現代では最も知られた物語の一つでしょう。本書を手に取る読者のみなさんももちろんご存知かと思いますが、本書にとってこれは格別な意味を持つ物語なので、Wikipediaからあらすじを引用します。 新しい服が大好きな王様の元に、二人組の詐欺師が布織職人という触れ込みでやって来る。彼らは何と、馬鹿や自分にふさわしくない仕事をしている者には見えない不思議な布地を織る事が出来るという。王様は大喜びで注文する。仕事場に出来栄えを見に行った時、目の前にあるはずの布地が王様の目には見えない。王様はうろたえるが、家来たちの手前、本当の事は言えず、見えもしない布地を褒めるしかない
2014年01月12日16:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 社会科学を真の科学に - 書評 - 偶然の科学 偶然の科学 Duncan J. Watts/ 青木創訳 [原著:Everything Is Obvious: *Once You Know the Answer] 出版社より献本御礼。 2012.01.26 初出 2013.01.12 文庫化につき更新。 本entryがオビに採用されております あやうく騙されるところだった。 オビと私自身の常識、いや偏見に。 「社会科学は科学とは言えない」という偏見に。 本書「偶然の科学」を、数ある「常識を疑え系」の一冊として読むことは当然可能だ。そう読んだとしても本書の元は確かにとれる。 オビより アップルの復活劇は、ジョブズが偉大だったこととは必ずしも関係がない。 VHS対ベータ戦争で敗れたのも、MDの失敗も、ソニーの戦略ミスではな
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