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読書とレビューと書評に関するbaboocon19820419のブックマーク (2)

  • 重い愛、残酷な才能。「雪の鉄樹 」(遠田潤子著・光文社文庫)

    全然関係ない話だが、先日相棒season12 第13話「右京さんの友達」を再放送で見た。ファンの間では神回と言われており、私自身も甲斐亨時代では一番の傑作だったと思う。 杉下右京の若き相棒・甲斐亨が初めて「右京さん」と呼び、右京に毒島という心通う友人ができたという瞬間がラストシーン。この細かい脚の作りこみが完成度を高め、余韻のあるラストに仕上げたと思うのだが、もうひとつ、神回といわれるゆえんは終始独特の世界観を醸し出したことによるだろう。 ツタの絡まる古びたアパート、室内の飴色をした床板、蓄音機、ヴィンテージのソファ、アンティークの紅茶カップ・・・こうした舞台装置がストーリーを盛り立てる。 圧巻が紅茶店で杉下右京と紅茶が縁で知り合った毒島と向かい合って紅茶を飲んでいるシーン。窓際が全面ガラス張りの店内を外か撮影している。夜間に車が行きかうなか、明かりのついた店内が浮かび上がり、二人が対話

  • ハゲタカシリーズ。息を呑むゴールデンイーグルの世界! | シンキング・パドー

    小説世界の背景 企業買収を行う外資ファンドを巡る経済小説です。 安く買いたたき高く売り抜けることにより莫大な富を獲得する外資ファンドは通称ハゲタカもしくはハゲタカファンドと呼ばれています。 バブル崩壊以降の日を草刈場として、外資ファンドから送り込まれた敏腕マネージャー(後ほど彼は独立します)鷲津政彦(通称ゴールデンイーグル)を主人公に買収の攻防が精緻に描かれます。 主役級の人物である元三葉銀行員で後に企業再生家(ターンアラウンドマネジャー)となる芝野健夫との因縁によって物語に重厚感が増しています。

    ハゲタカシリーズ。息を呑むゴールデンイーグルの世界! | シンキング・パドー
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