不動産業界では、不況になると不動産管理業が俄然注目を浴びるようになります。不動産管理業やサブリース、転貸事業(コインパーキングやトランクルーム事業もこれに当たります)は「累積経営」と呼ばれ毎月ある一定のキャッシュを確実に生む事業はまさに「有り難い」事業となるのです。 この本質的に「有り難い」事業が景気の良い時には地味な業種とされ、業界でも目立たない存在、位置付けなのです。 不動産再販事業(いわゆるマンションや戸建事業)や流動化事業は、市況の良い時はいけいけどんどん的に「もっともっと」と行なわれますが、再販・分譲事業はいざ今日の様な状況に陥れば、莫大な在庫を抱え恐ろしいぐらいに逆回転状態になります。 一つ一つの事業において利益が数億、数十億出ても「一回こっきり」であり、決して「累積」していきません。次から次へと事業を仕掛けエンドレスな戦いをしなければなりません。 上場企業でもいまや、キャッシ