ようするに現場へ行く、ということである。 今回の考察にあたって2つのエリアを調査した。一つは人口3万人の地方都市で、もう一つは人口減少が進んでいる山間地で、平均年齢70歳ぐらいの集落が多いエリアである。 ここでのポイントは、一次情報を得る際に、田舎の中で振れ幅のある2カ所を見に行くというところである。一口に田舎といっても、具体的に見て行かなければ真実には近づけない。 限界集落も田舎と呼ばれているし、東京以外を田舎と思っている人もいるし、東京、大阪、京都、神戸、横浜、博多、広島、仙台、札幌以外を田舎と認識している人もいる。違いがありそうな場所を比べながら見て行かなければならない。 市街地から車で40分ぐらいの山間地 仕事はなんぼでもある-地方都市の場合 まず、人口3万人弱の地方都市の市街地に引っ越して来て一年のグラフィックデザイナーに話を聞いた。結論から言うと、仕事はいくらでもあるらしい。