累計1000万ダウンロードを突破したスマートフォン向け人気ゲームアプリ「グランブルーファンタジー(グラブル)」の高額課金問題を機に、今、ふたたび「ゲームの健全性」が問われている。 グラブルの配信会社、サイゲームスの親会社である、サイバーエージェントのゲーム担当取締役副社長、日高裕介氏は、著名ブロガーの山本一郎氏との対談の中で、高額課金を抑制するようなガイドラインを4月中にも自主的に公表する計画を明かした(前編記事「『グラブル』高額課金をサイバー副社長に問う」を参照) 後編では、ゲームにおける「射幸性」について、何が問題なのか、日高氏と山本氏が、さらに踏み込んだ議論を展開する。 (射幸とは、偶然に得られる成功や利益を当てにすること。射幸性は、その度合い) サイバーエージェントでゲーム事業を統括する取締役副社長の日高裕介氏(左)と、一連の騒動を追い続けてきた著名ブロガーの山本一郎氏(右)(撮影